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【詐欺】STARTO社『キンプリの偽スタッフ』に法的対応 著名人かたる“なりすまし”アカウントに要警戒 アナウンサーも被害訴え「通報しても、すぐ新しいものが…」
2025年9月1日 UP
今、SNSで拡大する著名人を騙ったアカウント。人気タレントの他、各局のアナウンサーも“なりすまし”の被害に遭っています。詐欺サイトにつながるURLが記載されているものもあり、注意が必要です。特殊詐欺に詳しいジャーナリスト・多田文明氏の解説です。
■STARTO社が法的対応 「公演レポ公開中」投稿に要注意
2025年8月13日、人気グループが多く所属する『STARTO ENTERTAINMENT』は、“なりすまし”に対し法的手続きを開始したと明らかにしました。
STARTO社が“なりすまし”だとしたアカウントは、人気グループ『King & Prince』の公式スタッフを騙ったものです。ライブ当日、「公演レポ公開中」としてURLを投稿し、“公式中継”とうたう偽サイトに誘導。ライブ視聴にはクレジットカード情報が求められますが、入力しても映像が見られず、フィッシング詐欺とみられています。また、この他にも“犯罪目当て”とみられるものを多数確認したということです。
STARTO社は、“悪質”だと判断した73のアカウントについて、『X』の本社があるアメリカの裁判所に、発信者情報の開示命令を申し立てました。その結果、半数近くに当たる35件が、バングラデシュから発信されていたと明らかになりました。
Q.バングラデシュに拠点があるのでしょうか?
(ジャーナリスト・多田文明氏)
「今、東南アジアを中心に詐欺の拠点が多くなっています。バングラデシュはインド寄りにありますが、実は昔からサポート詐欺といって『パソコンがウイルスに感染した』と騙すコールセンターみたいなものがインドのほうにあるので、恐らくですが、バングラデシュあたりを拠点にしていても不思議ではありません」
Q.日本人がやっているわけではないと?
(多田氏)
「私は、外国人がやっている可能性が高いかなと思います。最近はAIを使うので、日本語もうまくできるのではないでしょうか」
■本物とニセモノを並べて検証 プロフ欄のURLに要警戒
こうした“なりすまし”被害は、各地のアナウンサーにも及んでいます。自身の偽アカウントに悩まされている西尾桃アナウンサー(読売テレビ)は、「通報しても通報しても、すぐに新しいものが出てくる。URLが記載されているが、何に使われているのかがわからない」と話しています。
本物とニセモノのアカウントを並べて見ても、一見違いはわかりません。しかし、よく見るとIDのアンダーバーが1つ多く、『momo_nishio』が『momo__nishio』になっていました。
また、プロフィール欄の内容は全て同じですが、その下にURLが載っているという違いもありました。そのURLをクリックすると、ゲームなどでよく使われるというチャットアプリに誘導されました。西尾アナはゲームが好きですが、「ここには載せていない」と注意を呼びかけています。
Q.アナウンサーは信用があるので、そこを狙っているのでしょうか?
(多田氏)
「そうですね。詐欺のやり口としては、とりあえずたくさんの人を集めないといけません。だから、多くの人を惹きつけ、信用が置ける人になりすまして、人を呼び込みます」
(「情報ライブ ミヤネ屋」2025年8月21日放送)


