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軍トップが次々失脚…何が?

【中国】幼なじみの“レジェンド”も…軍トップ幹部ら失脚で臆測飛び交う 台湾周辺には謎の漁船2000隻が集結 習主席の周辺で一体何が―

 今、中国政権内部に異変が起きています。習近平氏の幼なじみでレジェンド的存在だという中国軍ナンバー2を含む、軍の最高幹部が次々に失脚しました。習主席の周辺で何が起きているのか?習主席の思惑は?『講談社』特別編集委員・近藤大介氏の解説です。

■習主席の幼なじみも“粛清”か?中国政界に激震

軍幹部が次々“粛清”

 中国・国防相は2026年1月24日、軍ナンバー2である中央軍事委員会副主席・張又俠 (ちょうゆうきょう・75)氏と連合参謀部参謀長・劉振立(りゅうしんりつ・61)氏について、「重大な規律違反・法律違反で調査」と発表しました。事実上、粛清とみられています。

 習主席と幼なじみである張氏は、共産党内では最高指導部メンバーに次ぐ政治局員で、中越戦争(1979年)の軍事経験者です。『講談社』特別編集委員・近藤大介氏によると、「軍内部ではレジェンド的存在。習主席からも信頼が厚かった。習主席に苦言を呈することができた唯一の人」だということです。

失脚を巡り臆測が飛び交う

 そんな中、失脚を巡って臆測が飛び交っています。米『ウォール・ストリート・ジャーナル』では「核兵器計画に関する情報をアメリカに漏えいした」、香港『サウスチャイナ・モーニング・ポスト』では「汚職」「側近・親族を統制できなかった」、中国・人民解放軍の機関紙『解放軍報』では「軍事委員会主席責任制を踏みにじり傷付けた。主席責任制を貫徹せよ」と報じられています。

『講談社』特別編集委員・近藤大介氏

Q.「踏みにじり傷付けた」といった強い表現は、粛清などで誰かがいなくなっても、あまり使われないですよね?
(『講談社』特別編集委員・近藤大介氏)
「しかも軍のナンバー2・3ですからね。『主席責任制を貫徹せよ』という最後の結びは、『習近平主席の言うことを聞かなかったから』というのが本音なのだろうと思います」

Q.“習主席に文句を言う人は粛清される”と見せつけたわけですか?
(近藤氏)
「そうです、見せつけたことになります。失脚した張又俠氏は、台湾侵攻など戦争に反対していたという説もあります」

Q.中央軍事委員会には7人のメンバーがいましたが、5人がすでに失脚し、現在は習主席と張昇民副主席だけになっているんですね?
(近藤氏)
「そうなんです。習近平主席は21回目の党大会までに、自分のスローガンである『中華民族の偉大なる復興』という、恐らく台湾統一を意味すると思われることを実現しないといけないと、焦りがあるんだと思います」

■台湾周辺に漁船2000隻が集合…習主席の思惑は?

台湾を狙い?大量漁船

 『ニューヨーク・タイムズ』は、船舶の位置データを分析すると、2025年12月25日、中国漁船約2000隻がL字形の「壁(長さ約470キロ)」を作っていたと報じました。また、2026年1月11日にも、中国漁船約1400隻が長さ320キロにわたって帯状に集まっていたということです。

Q.これは漁船ではないですよね?
(近藤氏)
「民兵組織の訓練だと思います。ただ、台湾に侵攻するんだったら漁船ではなく軍が出るはずなので、この動きは尖閣諸島も意識していると思います」

Q.習主席にしてみたら、中国国内の経済が大変なことになっている今「何か成果を」ということでしょうか?
(近藤氏)
「何か成果がないと、4期目をやるのが厳しい状況です。日本に厳しい態度を取っているのも、もしかしたらそれが原因なのかもしれません」

(「情報ライブ ミヤネ屋」2026年2月4日放送)

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