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対日批判を強める中国

【中国】人民解放軍の生成AI動画に“高市首相そっくり”な女性が?衆院選での“圧勝”に警戒か『軍国主義の復活』と日本を非難

 高市新政権の誕生で、日中関係はかつてない緊張状態になっています。中国は、日本が軍国主義化していると非難する生成AI動画をアップ。ネット上には高市首相を悪役に仕立てた風刺画もあふれているといいます。対日批判を強める中国との今後の関係について、専門家が解説します。

■中国で増加する“高市政権批判”の生成AI動画

人民解放軍の公式Xにある動画が…

 衆議院選挙で自民党が大勝した2026年2月8日。中国人民解放軍の公式Xに、生成AIで作られた“ある動画”がアップされました。テンポのよいロック調の曲に、「旭日旗の醜悪な姿を蘇らせようとする」など、日本のことを指すと見られる歌詞が当てられています。

高市首相そっくりの女性も登場

 映像の中には、兵士の影が映った日の丸を背景に、高市早苗首相そっくりの女性がほほえむシーンもあり、現在の日本を軍国主義と印象づけるような内容になっています。AIで作られた高市首相をたびたび登場させながら、強い言葉で訴え続ける歌が流れています。

軍事ジャーナリスト・黒井文太郎氏

 中国がこのような動画を投稿したことについて、軍事ジャーナリストの黒井文太郎氏は、

(軍事ジャーナリスト・黒井文太郎氏)
「習近平政権が、2025年から高市政権に対して軍国主義であると、非常に警戒するような情報の発信をしています。それの一環として、軍のXのアカウントでも、そのような動画を出してきました」

 高市政権批判の一環として投稿された動画だといいます。

手の込んだ生成AI動画が増加

(黒井氏)
「この動画は中国軍の公式アカウントですから、言ってみれば“オープン”にやっているわけです。誰が見ても、作られたウソのストーリーだと一目で分かる内容ですから、ある意味ストレートな宣伝をしています。中国が昔からやっているやり方の踏襲ですから、そんなに怖くはないんです。中国はお金を持っていますから、手の込んだ生成AI動画で、高市政権に対して危機感をあおるようなことを、相当始めています。そういったものの方が、我々、受ける方としては、危険度が高いです」

木原官房長官

 中国の生成AI動画を巡っては、ニセ動画や著作権などの権利侵害を懸念する声が上がっています。

(木原官房長官)
「生成AIの開発および活用等に当たっては、不適切な動画が出力されないかどうかなど、AI開発者や活用者等による自主的かつ適正な利用を推進する必要があり、既存の法令や、ガイドラインの順守の徹底などに努めていただく必要があると認識しています」

小野田経済安保相

 そして、AI戦略を所管する小野田経済安保相も「著作権者の許諾がないままで、既存の著作物が活用されるような状況であれば、これは看過できるものではありません」と話しています。

中国・王毅外相が非難

 日中関係の溝が深まる中、ドイツで行われたミュンヘン安全保障会議で、中国・王毅外相は「中国の主権への直接的な侵害であり、戦後の台湾返還に関する国際秩序への挑戦である」と、台湾有事に関する高市首相の発言について、改めて批判。さらに日本について、「軍国主義の亡霊がよみがえろうとしている」と、強い言葉で非難しました。

茂木外相が反論

 しかし、これについて、茂木外相が反論。

(茂木外相)
「事実に基づくものではない。日本は戦後、一貫して、平和国家としての道を歩んできた」

 “自民党圧勝”を受け、より一層、対日批判を強める中国。冷え込む日中関係は一体どうなるのでしょうか。

■高市首相を悪役にした風刺画まで…日本に対する中国の今後の対応は?

中国のネット上には風刺画があふれている

Q.中国ではXを見ることができないですよね?
(NNN北京・坂元亮太氏)
「そうですね。中国ではXを見れませんが、この生成AI動画のほかにも、風刺画などはかなり出回っていて、高市首相を悪役に仕立てた風刺画などを、中国国営メディアが報道するなど、こういったものは中国のネット上にも多くあふれています。これらを見ている方の中には、やはり日本や高市首相に対して批判的になる人も、ある程度はいるんじゃないかとは思います」

講談社 特別編集委員・近藤大介氏

Q.今後、中国の強気な態度は変わると思いますか?
(講談社 特別編集委員・近藤大介氏)
「私は変わらないと見ています。自民党が大勝し、高市首相がやろうとしていることは3つあって、そのうち2つは、言ってみれば中国対策なんです。『スパイ防止法』と『安保3文書改定』という、中国の脅威に対抗する政策をやっていくので、当然、波風が立っていくわけですから、日本への批判もそれだけ強くなっていくと考えた方がいいと思いますね」

(「情報ライブミヤネ屋」2026年2月17日放送)

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