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【独自直撃】ヌード写真の次は下着まで…八代亜紀さんのCD第2弾検討で物議 “権利元”は批判の声に「痛くもかゆくもない」
2025年9月20日 UP
2023年12月に亡くなった八代亜紀さんのヌード写真付きCD販売で物議を醸したレコード会社が、第2弾を検討しているとして、またも物議を醸しています。世間の批判の声に反論する“権利元”を独自取材。その驚きの主張とは…。野村修也弁護士の解説です。
■八代亜紀さんのDCアルバム“特典”に物議
2025年4月、八代亜紀お宝シリーズ第1弾『忘れないでね』が発売されました。特典として24~25歳のときに同棲男性が撮影したフルヌード写真2枚が封入されています。発売当時、SNSでは『#八代亜紀さんの尊厳を守れ』という抗議運動が行われ、さらにCD発売中止を求め、8万5000人以上がオンラインの署名に参加しました。
八代さんのファンは―
(80代女性)
「絶対に良くないと思います。八代さんの意思が全然入っていない。やるべきではないと思います」
(60代女性)
「所有権と本人の気持ちは別だと思うので、確認できない状態で勝手にというのは、私は嫌です」
(70代男性)
「八代亜紀さん好きだったから、そっとしておいてほしい。正直言って商売としては良いんだろうけど…」
世間からの批判の声に対し、CD販売元である『ニューセンチュリーレコード』のスタッフは…。
(ニューセンチュリーレコード・スタッフ)
「一人1000円ずつ協力をお願いすれば8万人いたら8000万円の金になるってことですよ。そのお金をうちの社長の目の前にどんと積んで、『これで権利を全部売ってください』って言えばいい。八代亜紀の地元である熊本県の知事であろうと、ああでもないこうでもないってパフォーマンスばかりとっているなら、熊本県が全部出せばいいじゃない。八代亜紀ちゃんの出身県なら、全部買い取って、そこにミュージアムでも建てればいい。ワイのワイの騒いでも、こっちは痛くもかゆくもないってことです」
さらに2025年8月31日に追加特典も実施され、同年9月1日から2026年3月31日までに『忘れないでね』のCDを購入された方に、ジャケットで使用したヌード写真(ポラロイドの原版)および、某雑誌社で公表された写真(合計13枚中の3枚)をオークション形式で興味ある方に売却する(上位3人)ということです。
■下着や通帳まで?CD“第2弾”を発売検討か
そして「第2弾への問い合わせが多くある」ということで、第2弾の発売も検討しているといいます。
『事務所が所有・保有している物』として、
●同棲男性に宛てたラブレター
●同棲していた当時の家賃通帳
●当時着用していたステージ衣装
●八代さんの下着 など、数点があるということです。
(ニューセンチュリーレコードHPより)
「当時に着用していたステージ衣装・下着類など、現在はジッパー着きの袋に入れて保存していますが、少しずつ劣化していきますので、これらを即売するかしないかなど検討している最中です。(原文ママ)」
さらに取材に対し、「第7弾までは確実に出すことができる」と話しています。
同棲男性との“売買契約”について、ニューセンチュリーレコードのスタッフは「個人的なものすべて含む一切合切に契約者になっている。うちの会社から見たら買い取ったもの全てが商品」と主張しています。
亀井正貴弁護士によると、この主張が本当であれば、「ラブレターは下着なども含めて、所有権はニューセンチュリーレコードにある」ということです。
リベンジポルノに該当する可能性については、「『リベンジポルノ』の対象は、写真や動画に裸の体が映っていたりした場合で、下着は『モノ』のため対象にならない」ということです。
(野村修也弁護士)
「契約というのは、一応、“公序良俗に反するような契約は無効になる”という考え方があるんです。本人が同意せず売っていて、勝手に人のプライバシーを侵害するようなものを売るという行為自体に効力を認めていいのかというのは、論点としてあると思います。
さらに、この行為を行うことによって、ファンの気持ちに対して侵害を与えている可能性もあります。“それ自体が精神的苦痛を与えていると不法行為になる”など、考えないといけない局面に来ていると思います。色んなものを販売するという行為自体を、何らかの形で効力を持たないものとして、金銭のやり取りを止めないといけません。『収入源だ』と考えているのを断ち切らないといけないと思います」
ニューセンチュリーレコードのスタッフは、八代さんに対し、「社長は『亜紀ちゃんごめんな。裏切っちゃうようなことになってごめんな』ってことは言っている。こんな騒動にするつもりはなかった」と話しています。
(「情報ライブミヤネ屋」2025年9月2日放送)


