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“統一教会”が『ミヤネ屋』放送の読売テレビなどを名誉毀損で提訴「番組出演者の発言が教団の社会的評価を著しく低下させた」と主張
2022年9月30日 UP
“統一教会”(世界平和統一家庭連合)が9月29日に会見を開き、1.紀藤正樹弁護士及び讀賣テレビ放送株式会社、2.本村健太郎弁護士及び讀賣テレビ放送株式会社、3.八代英輝弁護士及び株式会社TBSテレビを提訴することを明らかにしました。番組出演者の発言が、「名誉毀損にあたる」と主張しています。
教団の主張の一つ目は、ミヤネ屋での紀藤弁護士の発言についてです。『7月20日の読売テレビ・情報ライブミヤネ屋において世界平和統一家庭連合は、金を集めるためには何でもする、という発想を持っている。信者に売春をさせてまで資金集めをさせている、という印象を与える発言をした。家庭連合は純潔を重んじるものであり、信者に売春をさせるなどということは絶対にない』というものです。これについて、①紀藤弁護士と読売テレビに連帯して2200万円の支払い、②紀藤弁護士に対して事務所HPに謝罪広告の掲載、 ③読売テレビに対して謝罪放送、の3つを求めています。
二つ目の主張は、同じくミヤネ屋での本村弁護士の発言についてです。『9月2日の読売テレビ・情報ライブ ミヤネ屋において、司法の判断として“統一教会”の活動は布教活動自体が違法であるとすでに認定済み、完全に司法の判断、場では違法な団体、違法な活動をしている違法な組織と認定済み、という旨の発言をした。この発言は事実に反する。裁判でそのような認定はされていない』というものです。①本村弁護士と読売テレビに連帯して2200万円の支払い、②本村弁護士に対して事務所HPに謝罪広告の掲載、 ③読売テレビに対して謝罪放送、の3つを求めています。
三つ目の主張は、TBSテレビ・ひるおびでの八代弁護士の発言についてです。『9月1日のTBSテレビ・ひるおびにおいて、世界平和統一家庭連合について、「この教団がやっている外形的な犯罪行為等…」などと発言をした。この発言は事実に反する。家庭連合が、犯罪行為等を現に行い、または過去にこれを行ったという事実はない』というものです。①八代弁護士とTBSテレビに連帯して2200万円の支払い、②八代弁護士に対して事務所HPに謝罪広告の掲載、③TBSテレビに謝罪放送、の3つを求めています。
この件について読売テレビは、『訴状を確認した上で、今後の対応を検討いたします。当社の考えにつきましては、裁判を通じて申し述べてまいります』としています。
また、TBSテレビは、『訴状を受け取っておりませんのでコメントを差し控えます』としています。
ミヤネ屋としては、これまで通り、旧統一教会の過度な献金や被害者救済、政治との関わりなど、反社会性が指摘される教団の本質的な問題を、様々な声や意見を取り上げながら、お伝えしていきます。
(情報ライブミヤネ屋2022年9月29日放送)


