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【緊急出演】田中眞紀子氏が当選同期の高市内閣に物申す!「支持率が高すぎる」橋下徹氏は反論!
2025年12月26日 UP
10月に発足してから、日中関係悪化など逆風の中でも高い支持率を維持する高市内閣。高市政権の評価と課題について、元外相・田中眞紀子氏と元大阪府知事・橋下徹氏が互いの持論をぶつけ合います。
■高い水準をキープする支持率に田中氏が物申す
2025年10月に高市内閣が発足してから、支持率は70%超と高い水準を維持しています(NNN・読売新聞 世論調査)。支持する理由としては、『政策に期待できる』『首相に指導力がある』『首相を信頼できる』などが挙がっています。そんな高市内閣の支持率について、元外相・田中眞紀子氏は「あまりにも高すぎる」と指摘します。
(元外相・田中眞紀子氏)
「もう腰を抜かしていて、『世間とはそういうものか』『私はどんなに世間知らずだったのか』と、今つくづく感じています。一般の方たちはよくわかっておられないのではないか、という思いがあります」
(元大阪府知事・橋下徹氏)
「『世間の方がわかっていない』というのは、僕は大反対です。それは絶対、民主国家で言ってはいけないことです。日本の教育レベルからすると、僕らよりもよっぽど能力の高い国民がたくさんいる中で、この支持率が出たということは、それを前提に『原因は何なのか』を分析する必要があると思います。支持率が高すぎるとか、世の中の人がわかっていないなんてことを言ってしまえば、民主国家が成り立たないですよ」
■悪化する日中関係 高市首相の対応は…
日中国交正常化は1972年、田中眞紀子氏の父・田中角栄元首相が切り開きました。半世紀の時を超えた今、両国の関係はどうなっていくのでしょうか。
(田中氏)
「外交とは、過去のことも将来のこともありますので、現在のことだけに振り回されることがないように、冷静に現実を分析して対応していくことが求められると思います。ただ、今回の(台湾有事を巡る)発言については、これは私の想像ですが高市首相が信念として持っておられたことなんでしょうけど、立場を考えると不用意だったと思います。首相の発言の重さ・影響力が世界にバッと伝播することを、あまりわかっていなかったのではないでしょうか」
Q.日中関係は、どうしていくべきでしょうか?
(田中氏)
「1972年9月29日、日中共同声明が発出されました。その中で日本政府は、『台湾が中国の不可分な領土の一部であることを認める』『中国の立場を理解し尊重する』『ポツダム宣言第8項に基づく立場を堅持する』と、要するに『理解し尊重し堅持する』とハッキリ言っているわけです。これは政治家として基本中の基でしょう。そういうことを高市首相がしっかり認識していれば、あの場で台湾についてあのような“ポロリ発言”はしなかったのではないかと思います。だから私は、政治家としての、首相としての発言の重さ・影響力について、高市首相はご存じなさすぎると感じています」
Q.中国は「台湾は中国の一部であり、そこはアンタッチャブルだ」と強く言いたいということですか?
(橋下氏)
「中国は、そうです。中国政府は『台湾の領土は中国のものだ』と言っていますが、正確に言うと、日本はそれを承認していません。認めているのは、『中華人民共和国が唯一の政府であること』と『日本が台湾を放棄した』ところまでで、台湾の領土まで中国のものだと承認していないという、ギリギリのところをやっています。しかし、注意しなければならないこともあって、中国は東京も大阪も破壊できるようなミサイルを持っていますから、中国に対して威勢の良いことをやってスッキリした気分になるのはリスクがあると思います。日本が力を持つまでは、こういうポロッと発言は控えてもらいたいと僕は思います」
(田中氏)
「日本は『ポツダム宣言第8項に基づく立場を堅持する』という言い方をしているわけで、その堅持ということを考えないといけないと思いました。それから、中国は過激なリアクションをすごくしています。それほど台湾の問題はナーバスなんだと思いますが、どうして中国はここまで過激な発言をするのかと、ちょっとびっくりもしています。それに対して日本がどうするかというと、高市首相が国会の場でおっしゃったことですから、高市首相がこのことについてご本人の口で、中国や他の国に納得してもらえるような発言を、できるだけ早くなさるべきだと思います」
Q.一度言ってしまった中で、撤回や釈明でもなく「納得してもらう」というのは難しいと思いますが?
(田中氏)
「そこが高市さんの内閣総理大臣としての資質が問われるところではないですか」
■国会が終わると帰宅?高市スタイルへの評価
(田中氏)
「高市首相には、取り巻きの議員・仲間・役人・マスコミなどがいないのではないでしょうか?総理日程を見ても、朝出てきて、国会が終わると、午後7時ごろには家に帰っているようです。私が大臣のときは、国会の後いろんな人が来て、皆で勉強したり、意見交換したりできました。それが高市首相にはないから、日中関係の問題もこうやって何日間も放っているのだと思います」
Q.歴代の首相を見ていると、いろんな人と良いところでご飯を食べているなと思っていましたが、それが大事だということですか?
(田中氏)
「大事です。それに周りが放っておかないです。それが勉強です。この方は意外とそういったことがない。総裁選に立候補されたときも、私は『なんでこの人が手を挙げたのかな?』と思いました。しっかり当選して立派な方だとは思いますが、私は、夕方になったらがま口を持って『夕飯、何にしようかな』と買い物に行かれているような一般の主婦がポッと首相の椅子に座った感じがします」
(橋下氏)
「僕は、ポロッと発言には反対ですけど、高市首相の評価に対して田中氏と見解が違うのは、高市政権はものすごくチームで機能し始めています。補正予算なんて、少数与党でよくあれを通して、片山さつき氏を財務大臣にして、歴代の自民党ができなかったような予算編成をやっています。僕が聞くところでは、高市首相は外食などは控えていますが、ものすごく勉強されて、官僚たちとも議論しながら、仲間とは電話で連絡を取っているそうです。僕は、今までの“永田町の飲み食いスタイル”よりも、高市スタイルに大賛成です。若い人たちは、そういうところも支持しているのではないでしょうか」
(「情報ライブ ミヤネ屋」2025年12月25日放送)


