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【独自取材】“ゲリラ雷雨”の予測精度は90%以上!?世界最大の民間気象情報会社『ウェザーニューズ』に潜入!取材中にもアラームが…
2025年7月25日 UP
民間気象情報会社『ウェザーニューズ』が、スマートフォン向けアプリで提供している“ゲリラ雷雨アラーム”。ゲリラ雷雨を事前に予測し、お知らせしてくれる便利な機能ですが、どのように予測し、発信しているのでしょうか?最前線を取材しました。
■『ウェザーニューズ』の“ゲリラ雷雨予測本部”に潜入
各地で多発するゲリラ雷雨。2024年には、全国での発生回数は約7万9000回に及んでいます。このゲリラ雷雨の予測に取り組んでいるのは、24時間365日情報を発信する、世界最大の民間気象情報会社『ウェザーニューズ』です。
その社内に、専門部署が設けられています。被害を最小限に防ぐため、雷雨の発生を事前に予測する専門部署、“ゲリラ雷雨予測本部”です。
(ウェザーニューズゲリラ雷雨予測本部・奥村咲良気象予報士)
「地上の気温が上がったときや、下層のほうに温かく湿った空気が入ってくるとき、あとは上空の高い所で、寒気が入ってくるときは、大気の状態が不安定になるので、“ゲリラ雷雨”が起きやすくなります」
こうした気象条件に加え、全国のサポーター会員が設置した小型ライブカメラ『ソラカメ』から、リアルタイムで送られてくる雲の動画や、会員が撮影した写真などをAIで解析します。その雲の色や形などから、ゲリラ雷雨の発生を予測し、危険が迫っている地域に、スマホのアプリを通じ、アラームを発信する仕組みだといいます。
Q.ゲリラ雷雨アラームの発信タイミングは?
(奥村さん)
「発生の30分前を目標に送っています」
そして、この取材中にも、ゲリラ雷雨アラームを発信する事態となりました。『ウェザーニューズ』を取材したのは、2025年7月13日午後3時ごろ。
青空が広がる大阪では、ブルーインパルスに歓声が上がっていましたが…。
(奥村さん)
「あっ、大阪周辺も今ちょっと…生駒山地の辺りで雨雲が湧いて、黒っぽい雲も見られています。今から大阪にゲリラ雷雨アラームを送ります」
こちらは、この日実際に送られたゲリラ雷雨アラームの通知画面です。東大阪市の周辺でゲリラ雷雨の可能性があると、午後3時15分に発信し、注意を促しました。
このときの雨雲レーダーを見てみると、アラームを発信したあとから、東大阪市の周辺に強い雨雲が広がり、その後、周辺地域では、激しい雷雨となりました。
事前に危険を知らせるゲリラ雷雨アラームは、どのくらいの精度で当たるのでしょうか。
(奥村さん)
「捕捉率として90%以上。2024年は、東京・名古屋・大阪で90%以上達成しました」
ゲリラ雷雨の事前予測の精度は年々上がっているといいます。
(奥村さん)
「大規模なゲリラ雷雨が、近年多くなっている印象もあるので、頑丈な建物の中にいていただくとか、安全だなと思う行動を取っていただければと思います」
■2025年のゲリラ雷雨の予想発生回数は?
2025年のゲリラ雷雨の予想発生回数ですが、東京都は1000回以上を予想しています。2024年も雷雨が多かったですが、それと同じぐらい西日本・東日本はゲリラ雷雨が多いと予想されています。
1時間で50ミリという非常に激しい雨の回数をみてみます。雨量計は全国に1300地点にあり、それを1975年あたりから数えているといいます。
緑の縦グラフが1年ごとの回数で、青い線が5年平均、赤い線が全体の傾向となっています。80年代前半では約250回で、2020年からの5年間は約350回なので、40年前に比べると、約1.5倍に増加しています。
ゲリラ雷雨は、自分で“感じる・気付く”ということも大事だということで、真上に暗い雲が広がってくる、また風が強くなってくるというのも、天気急変のサインです。『ウェザーニューズ』や、気象庁の『雨雲レーダー』なども使って、頑丈な建物に避難したり、車の走行に注意したりするようにしましょう。
(「情報ライブミヤネ屋」2025年7月14日放送)


