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　アメリカ最大のスポーツイベントといえば、アメリカンフットボールの頂点を決める『スーパーボウル』。ハーフタイムショーでは、アメリカを代表する大物アーティストらがパフォーマンスを披露するなど大きな話題を呼び、そのチケットは超入手困難です。そんな中、チケットの高額転売が問題に…。関わっていたのは、まさかの人物でした。耳を疑うような、その内幕とは―。

　毎年2月に開催されるのが、NFL32チームの頂点を決める優勝決定戦です。ハーフタイムショーでは、アメリカを代表する大物アーティストがパフォーマンスを披露し、米調査会社『ニールセン』によると、1億2700万人が視聴・視聴率41.7％を記録したといいます。また、『ロイター通信』によると、30秒CM枠の放映料は約12億円で、過去最高となりました。

Q.企業は、スーパーボウル用にCMを作り直すんですよね？
(パックンさん)
「広告代理店や企業にとって、CMがその1年間の集大成です。だから、スポーツに興味がなくても、CMを見るためにだけ視聴する人もいます」

　そんな大注目イベントのチケットは争奪戦で、高額転売されました。『ESPN』によると、定価は一枚約14万円～約111万円ですが、転売価格(2025年)は最安席で約38万円～約52万円。『ロイター通信』によると、転売最高額は約840万円だったということです。

　そして、定価を上回る価格でチケットを転売したのが、32チームのうち約半数のチームの選手約100人などでした。『ロイター通信』によると、NFLの選手はチケットを額面価格で2枚購入できるといいます。

　違反した選手には『額面の1.5倍を支払い』『来年・再来年の割り当てチケットの受け取り禁止』の罰則があり、罰則を拒否した場合は出場停止処分に。試合を欠場しないために、選手の一部は罰金支払いをすでに受け入れたということです。

Q.NFLの選手は、アメリカではスーパースターですよね？
(パックンさん)
「額面の1.5倍なんて、選手たちにとっては大した罰則ではないですね」

　実は、『スーパーボウル』のチケットはNFLが独占販売していて、出場2チームに34％・開催地チームに5％・他29チームに36％が分配され、残りの25％はメディアやスポンサーに配布されます。それでも残っていた場合、チームサポーターは抽選に参加できますが、シーズンチケット保有者に優先権があるということです。

Q.シーズンチケットとは、プロ野球でいう年間シートのようなものですよね？
(パックンさん)
「シーズンチケット自体も数百万円します」

(「情報ライブ ミヤネ屋」2025年7月29日放送)