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イギリスで放火相次ぐ

【衝撃】ダイアナ元妃の実家が放火被害 スターマー首相周辺では車や私邸が燃え、ロシアの関与疑惑報道も?イギリスで相次ぐ著名人狙う放火事件

 いま、イギリスでは、ダイアナ元妃の実家や、首相の私邸を狙った放火事件が相次ぎ、首相の私邸を巡っては“ロシア関与疑惑”も浮上しています。一体なにがあったのか?デーブ・スペクター氏の解説です。

■長年親しまれてきたダイアナ元妃ゆかりの地が放火被害に…

ダイアナ元妃の実家が放火被害に

 イギリスのみならず世界中で“ダイアナ・フィーバー”を巻き起こし、死後30年近く経った今も、多くの人に愛され続けるダイアナ元皇太子妃。

 そんな彼女の実家が、放火被害に遭っていたといいます。イギリス・ロンドンの北側ノーサンプトン近郊に佇むオルソープ邸。約5200ヘクタールの広大な敷地を有し、ダイアナ元妃が10代の頃に過ごした実家です。

敷地内にはお墓も

 1997年、ダイアナ元妃が交通事故で亡くなった際には、人々が押し寄せ、彼女の死を悼みました。敷地内にはダイアナ元妃を埋葬した墓があり、長年に渡り、ゆかりの地として人々に親しまれてきたのですが…

火災が起きたのは廃墟になっていた家屋

 火災が起きたのは、2025年5月28日午前1時半ごろ。闇を真っ赤に照らす激しい炎と、立ち上る煙。出火したのは敷地内にある2階建ての家屋で、地元当局が現場に到着した頃には、完全に燃えていたといいます。幸いこの家屋は廃墟になっていて、当時、人はいなかったということです。

放火には故意がある?

 現在、この邸宅を所有・運営している、弟のチャールズ・スペンサー伯爵は、SNS上で「このようなことを楽しいと感じる人がいることは、とても悲しい」と綴っています。

 また、2025年5月28日付の『インデペンデント』によると、長年、不法侵入や破壊行為の問題もあり、今回の放火は故意があると見られています。

デーブ・スペクター氏

Q.これだけ広いと、誰か入ってきても分からないですよね?
(デーブ・スペクター氏)
「そうですね。もちろん、やろうと思えばパトロールやドローンなどを使うことも出来ますが、そこまでの費用は、恐らくかけないと思うんですよね」

オルソープ邸に宿泊もできる

 実は、このオルソープ邸は、夏季のみ一般公開されていて、2025年は、7月3日~8月31日まで公開されています。さらに宿泊も可能ということで、出張シェフ、ハウスキーパーなどのサービスを利用することもできます。しかし、料金は予約者のみに公開されるということです。

■ヘンリー王子が名前を“スペンサー姓”に変えたいと相談?

名前を“スペンサー姓”に…

 さらに、このスペンサー家を巡っては、何かとお騒がせのヘンリー王子から、叔父の伯爵にある相談が持ちかけられたとの報道が…。2025年6月1日付の『デイリー・メール』によると、ヘンリー王子が、自身の名前をダイアナ元妃の“スペンサー姓”に変えたいと、伯爵に相談しているといいます。

Q.なぜ、ヘンリー王子は“スペンサー姓”に変えたいんですか?
(デーブ氏)
「これはメーガン妃の発案だと思うんですが、メーガン妃はダイアナ妃に憧れていて、リリベットちゃんのミドルネームも“ダイアナ”です。スペンサーになれば、それこそ“ダイアナ”そのものになりますよね。あとは、王室への嫌がらせです。今の姓はエリザベス女王から頂いた名字なので、これを変えるということは、もう王室に関わりたくないというメッセージになります。でも、変更するにはハードルが高いので、断念すると思いますが、言い出しただけでも、ちょっと反感を買っています」

■著名人の家が狙われる放火事件が多発、“ロシア関与疑惑”も…

イギリスのスターマー首相

 一方、今イギリス国内では著名人の家が狙われる放火事件が多発しています。放火のターゲットとなったのは、イギリスのスターマー首相の私邸です。

 2025年5月12日の深夜に火災が発生。消防車2台が出動し20分後に鎮火されました。玄関部分に被害があったものの、幸いケガ人は出なかったといいます。ところが、以前にも、スターマー首相に関する場所で、2件の火災が相次いでいました。

 同年5月8日の未明には、私邸近くの路上で、隣人に売却した車が炎上し、11日には所有物件の玄関で火災がありました。そして、その翌日に、私邸で火災が起きたため、現在は首相官邸に住んでいるということです。

放火にはロシアが関与している?

 そして、この放火事件のウラに、ロシアが関与しているのではという疑惑があるということです。情報局保安部『MI5』が調査したところ、私邸に関する放火はロシア・クレムリン(大統領府)の指示による攻撃だった可能性があると、複数のメディアが報道しています。

 スターマー首相には、これまでウクライナ侵攻を巡って、ロシアへの強硬な姿勢を強めてきた背景があり、2025年5月9日には、ロシアの影の艦隊を、史上最大の制裁措置の対象にすると発表しています。

 ただ、ロシアの『タス通信』によると、2025年5月26日、ロシア大統領府のペスコフ報道官が「イギリスは自国で起こる悪いことの全てにロシアが関与していると疑う傾向がある。疑惑は事実無根」と反論しているということです。

放火犯3人が起訴

 イギリス捜査当局は、放火を共謀した罪で3人を起訴しています。ウクライナ国籍の男性2人と、ルーマニア国籍の男性1人です。

Q.ロシアに雇われていた場合、なぜウクライナ国籍やルーマニア国籍の人が行っているのでしょうか?
(デーブ氏)
「闇バイトのように依頼すると、ロシアまで辿り着けなくなるからだと思います。ロシアは正式には否定していますが、放火などをしてくれる人を探しているのかもしれません。実際、フランスなど、ウクライナを支持している、色んな国の象徴的な政治家が関係する場所で、放火などが起きています。ただ、これら全てをクレムリンが行ったとは限りませんが…」

(「情報ライブミヤネ屋」2025年6月4日放送)

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