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アパート窓から“ゴミ袋”投げ捨て

アパートの窓からゴミ袋投げ捨て 「危ない!」通行人の真横に落下しあわや事故 住人の多くは外国人か…どうなるゴミ出しマナー問題

 兵庫県神戸市の住宅街で、アパートの窓から“ゴミ袋”が投げ捨てられ、通行人に当たる危険性があるとして問題となっています。いったいナゼこんなことになっているのでしょうか?

■アパートの窓からゴミ袋投げ捨てあわや事故⁉

通行人の真横に落下

 兵庫県神戸市の住宅街。日傘を差し、歩道を歩く女性の真横にゴミ袋が落下…。一歩間違えれば事故につながりかねない状況です。

2週間で8回も…

 防犯カメラが捉えた映像を確認すると、2025年6月16日から2週間で8回、空からゴミが降ってきています。

思わず通行人も空を見上げる

 目の前にゴミ袋が落ちてきた通行人も、空を見上げています。映像はどれも、この地区で可燃ゴミが回収される月曜日と木曜日に撮影されていて、どうやらゴミ出しの日は、しっかりと守っているようです。しかし、空から降ってくるゴミ袋を目撃した人は…。

「危ないじゃないですか」

(隣のマンションの管理人)
「危ないじゃないですか、当たったら。それも上からだったら、すごい重力もかかっちゃうのでね。当たったら、本当に小さいのでも何キロにもなっちゃうし」

ゴミ袋を投げ捨てる瞬間を目撃

 実際に、ゴミ集積所の前にある集合住宅から、ゴミ袋を投げ捨てる人物の手を見たそうで…

(隣のマンションの管理人)
「(午前)7時50分ぐらいでしたかね。私がゴミ出ししているところだったので、投げられた窓の方をパッと見たら、手が出ていて…顔とかは見ていません。私は、2階だと思ったんですけど…。2個も捨てていて、そこに、うちのマンションの入居者の人が通っていて、当たりそうになったので『危ない!』と言ったんですけど、その人は全然気付かずに行かれましたが、危なかったです」

1日数回のパトロール

 この危険な行為を目にし、警察に通報。現在、1日に数回のパトロールが行われているといいます。さらにこの日、神戸市環境局の職員も、ゴミ集積所のパトロールに訪れていました。

■アパートの住人は9割が外国人?ゴミ出しマナーの改善なるか

「虫が湧いている」

 ゴミ集積所の前にあるカフェの女性店主によると、ゴミ袋の中の状態も悪いといいます。

(カフェ店主)
「店の前なので、仕方なく…。管理する人がいないので、私が掃除したりするんですけど、虫が湧いてるんです。ゴミ袋の中で」

Q.アパートの住人の方は、どんな方がいらっしゃるんですか?
(カフェ店主)
「私から見ると9割方、外国人に見えます。あとは高齢者が多いです」

様々な外国語でゴミ出しマナー看板も…

 集合住宅の住人は、高齢の日本人もいるようですが、外国からの留学生がほとんどだということで、ゴミ集積所には、多くの留学生がいるスリランカの言葉や、ネパール語、英語などで、ゴミ出しのマナーについて書かれた看板が設置されています。

「悪いと思います」

 また神戸市は、地域に住む外国人向けに、ゴミの捨て方の説明会を行っているといいます。この集合住宅に住む留学生に話を聞くと…。

(留学生)
「上からゴミ袋投げるのは、ビデオ見たことがあります。悪いと思います」

「本当にダメです」

(留学生)
「これは誰か、私、分からないけど、これはダメでしょ。ダメです、本当にダメです。危険です」

 海外からの留学生たちも困惑する危険なゴミ出し。しかし、いまだゴミ袋を投げ捨てる不届き者は、特定できていないということです。

東北大学特任教授・増沢隆太氏

(東北大学特任教授・増沢隆太氏)
「この手の捨て方の問題というのは、かなり増えてきましたね。ゴミ出しについて明文化していないので、法律でも定められないことが、どうしても起きてしまう。結局、ゴミの捨て方って『何日に出しなさい』とは書かれていますが、『投げてはいけない』とは書かないじゃないですか。だから、“書かなくても分かってほしい”というのは、今は通用しなくなっているんです」

(「情報ライブミヤネ屋」2025年7月4日放送)

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