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【独自解説】秋篠宮さまの会見を専門家が分析「佳子さまの結婚には国民の祝福を望んでいる」眞子さんの近況に『本人が申しているようです』と語られた意味
2022年12月1日 UP
11月30日、秋篠宮さまが57歳の誕生日を迎えられました。そしてこの日、誕生日に先駆け行われた、質問形式の記者会見の様子が公開されました。秋篠宮さまが会見で語られた内容について、皇室ジャーナリスト・近重幸哉氏が解説します。
天皇陛下や上皇さまについて
Q.陛下の体調についての受け止めや、上皇ご夫妻の赤坂御用地でのご様子と、今のご体調についてお聞かせください。
(秋篠宮さま)
「発表にもありましたけれども、(前立腺の)肥大はあったけれども、懸念される所見はなかったということです。私自身はですね、今まで発表されたこと、その通りに受け止めております」
そして、上皇さまご夫妻については…
(秋篠宮さま)
「御散策などをされているときに時折お見かけすることがあります。そのようなときに、ごく短い時間ではありますけれども、しばし歩きながらお話をする、ということがあります。御体調についてですけれども、何と言っても90歳近い御年齢ですので、大事にされながら過ごしていただきたいなと思っております」
(皇室ジャーナリスト 近重幸哉氏)
「上皇ご夫妻のお話に関しては、今回の秋篠宮殿下の会見の中でも、いい場面だったという感じがします。お訪ねになること、お招きになることは、コロナ禍の中にあってお控えになっている。多くの国民も、おじいちゃんおばあちゃんの元を訪ねるということをお控えになっているお家も多いと思います、そうした意味で気を遣われていて、散歩の途中に外で会われたときにお話をなさっている、感染のリスクの少ないところでお話しになっているんだな、ということが分かりました」
マスコミの皇室報道について
そして記者からは、皇室に関する報道についての質問もありました。
Q.現在も一部で続くバッシングなどへの対応について、宮内庁と話し合っている事柄がありましたらお教えください。
(秋篠宮さま)
「バッシング記事などについてでありますけれども、私は去年のこの場で『それについて、何かもし反論をするのであれば、それについての基準を作る必要があるのではないか』というお話をいたしました。実際に私も、ある記事をサンプルにして、その記事の中にどれくらい事実と異なることが書かれているかというのを、自分でやってみました。というのは、事実か事実誤認か、というのは当事者でないと分からないことが多々あるからですね。そうすると、やはりかなりの労力を費やさないといけないことがよく分かりました。そのようなことから、基準を作って何かそれに対して意見を言うということはですね、なかなか難しいなと思っております」
(近重氏)
「今回検証に使われた記事がどういったものかは分かりませんが、殿下ご自身も記事に関して憂慮されている、ということがあったのだと思います。今後の対応について、殿下ご自身も、どのようにしたらいいか考える上で、バッシングのあった記事を基に検証されたんだなと思いました」
さらに秋篠宮さまは、皇室の情報発信について、「正確な情報をタイムリーに出していくということが必要であるとともに、正確な情報がどこにあるのかということが分かることも、大事なことだと思っています。宮内庁がSNSなどを使って、広報の強化をするという報道もありましたけれども、今、海外の多くの王室は、WEBサイトとSNSを組み合わせて使っていると思います。恐らく私はやらないと思いますが、(皇族が各個人アカウントで発信する)可能性も、もちろんあり得ることだと思います」と語られました。
長男・悠仁さま
秋篠宮家の長男・悠仁さまは2022年、お茶の水女子大附属中学校から筑波大学附属高等学校に進学されました。悠仁さまについて秋篠宮さまは…
(秋篠宮さま)
「この4月から高校生になって、恐らく今まで12年間、それまでの幼稚園から中学校までは、ある意味同じ学校と言いますかね、過ごしてきて、この4月から新たな所での生活になったわけですけれども、本人は授業や部活ですね、忙しくも充実した日々を送っているように見受けられます」
2022年6月、「全国ろうあ者大会」に出席された秋篠宮さまは、「皆が安心して暮らせる社会が築かれることを祈念し、大会に寄せる言葉といたします」と、手話を交えて挨拶をされました。このときの手話について…
(秋篠宮さま)
「本当に最後のフレーズだけ、初めて手話を、その前に結構練習したのですが、使いました。そのときは、妻からは少しアドバイスをもらったのですが、娘(佳子さま)からは特に無かったと思います」
これまでも公務で手話を披露されるなど、手話が堪能な佳子さまからは、アドバイスは無かった、と話されました。
(秋篠宮さま)
「ただ、例えば障害者スポーツ大会などでも、やっぱり挨拶をするときに、全部ではなくても、手話がある程度できないといけないのかなということを感じていますので、もしかすると今後は、(佳子さまから)何かあるかもしれません」
また、国民の注目を集める佳子さまの結婚についても、お話になりました。
(秋篠宮さま)
「現在、いろいろな所から依頼を受けて、それで公的な活動を行っております。私としては、そうしてせっかく声を掛けていただいているわけですので、それら一つ一つに対して真摯に取り組んでいってもらいたいと思っております。それから結婚についてですけれども、今特に何か話し合っている、ということはありません」
(近重氏)
「眞子さんの昨年の結婚は、決して皇室として望ましい形とは言えないと思います。ですから、次の佳子さまのご結婚に関しては、国民の多くが祝福してくれる結婚をしてもらいたいという気持ちが、秋篠宮殿下と紀子さまには強くおありだと思うのです。ですから、佳子さまのご結婚に関しては、お相手のことなどを慎重に見極められて、天皇皇后両陛下の元へ許可をいただくという形になるのではないかと思います」
眞子さん・小室圭さんについて
2021年10月の結婚から約1年が経った、長女・眞子さんと小室圭さん。先月小室さんは、3度目の挑戦で、アメリカ・ニューヨーク州の司法試験に合格し、現地で弁護士の道を歩き出しました。
Q.結婚から1年が経過した、小室眞子さんの近況についてもご紹介ください。
(秋篠宮さま)
「長女のことですけれども、これは本人が、近況などについての自分のことについては、『話をするのは控えてほしい』ということを申しているようですので、私もここでは、お話を控えることにいたします」
(近重氏)
「正確を期するという、殿下のご性格が表れているのではないかと思いました。ご自身が聞かれたということではなく、ご家族の方、もしくは他の方を通じて、殿下にその話が伝えられたということであったということを、はっきりとさせておかなければならない、というお気持ちもおありだったと思います」
(情報ライブミヤネ屋2022年11月30日放送)


