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賑わい戻るハワイの様子をリポート

【独自取材】ハワイ・ツアー2年ぶり再開!コロナの状況は?必要な手続きは?現地の様子を生リポート、夏休み予約は「5月中がお得」理由はウクライナ侵攻!?

 いよいよ来週から始まるゴールデンウイーク!政府はゴールデンウイーク期間中の“移動制限”は求めない考えです。そんな中、約2年ぶりに人気の海外旅行先、常夏の国・ハワイへのツアーが再開!3月1日から入国後と帰国後の隔離が撤廃されていますが、コロナ感染対策や観光客の様子は?かつての賑わいを取り戻したワイキキから、ハワイ在住モデル・リポーターのサーシャさんが伝えます。

マスク義務なし・人数制限なし、ワイキキの現状は?

観光客であふれるワイキキビーチ

 海外旅行人気No.1のハワイ。コロナ第1波真っ只中の2020年8月の頃は、ワイキキビーチにはほとんど人の姿はなく、ビーチに魚が戻り「釣り場」と化していましたが、現在は“ウィズコロナ”で活気を取り戻し、多くの観光客であふれかえっています。

 ついに日本でも、ハワイ・ツアーが約2年ぶりに再開しました。JTBは、4月28日出発分から発売し、9月末までの分を約500人が予約している状況です。HISも、5月1日出発分から発売していてゴールデンウイーク中のツアーは満席とのことです。

モデル・リポーターのサーシャさん

Q.そちらは今、何時ですか?
(ハワイ在住モデル・リポーターのサーシャさん)
「今は午後8時半くらいです」

Q.カラカウア通りはすごい人ですね!
(サーシャさん)
「そうなんです!去年6月に比べると本当に人が増えていて、インターナショナルマーケットにも人通りがすごく多いです」

Q.皆さん、マスクはしていないんですね?
(サーシャさん)
「私はワイキキに来ることは、仕事以外ではほとんどないのですが、来る度にマスクをしていない人たちがたくさんいるので、ちょっとびっくりしています」

Q.ハワイではマスクの着用義務はないですが、レストランでの人数制限はありますか?
(サーシャさん)
「レストランの人数制限は、もうなくなりました。100%、マキシマムの人数が入れます。観光客の方がとても多く待ち時間が長いので、前までは予約しか取っていませんでしたが、ウォークインもできるようになりました」

ハワイ州のコロナ新規感染者数(ハワイ州保健省HPより)

Q.ハワイではまだ、コロナの感染者数が増えてきている兆候はなさそうですね?
(サーシャさん)
「ハワイの感染者数は、以前は毎日出ていたのですが、3月ごろから1週間の平均ということになっていて、先週が160人で、今週は一日に200人ぐらいの平均になっています」

Q.観光客の方は明らかに戻ってきていますか?
(サーシャさん)
「そうですね。去年から徐々に戻りつつあります。去年よりもかなりアメリカ本土からの方たちも増えてきています。ただ、もう少し戻ってくると思っていた日本人の観光客は、まだ少ない感じがします。ワイキキで過ごしている人達と話をすると、やはり日本人の方たちに戻ってきて欲しいという声がすごく多いです」

Q.アメリカ本土から来た人はなかなか買い物しないですもんね?
(サーシャさん)
「そうですね。日本人観光客の方と比べると“お土産文化”がなくて。あるとしても自分の両親や兄弟に何かを買うとかで、日本人の方たちのように会社同僚や近所の皆さんにと、たくさんお土産を買うことがないので、小売店の方は今大変な時期です。それと、今まではオンラインストアで日本人の皆さんにもサポートしてもらっていたのですが、今は円安なので厳しくなってきています」

海外旅行で押さえておきたい3つのポイント

出国時・帰国時に必要なもの

 そんなハワイに今、行くためには何が必要なのでしょうか?まず、出国時には、市区町村役場で発行される「海外渡航用ワクチン接種証明書(2回目接種から14日以上経過が必須)」が必要です。これは、マイナンバーカードを所持している場合「新型コロナワクチン接種証明書アプリ」電子版の発行が可能となっています。そして、出発1日以内のPCR検査もしくは抗原検査を受けた「陰性証明書(英語併記が推奨)」、「CDCの宣誓書(ホームページなどからダウンロード可能)」が必要です。

 帰国時には、帰国便72時間以内に、日本政府が認めた検査方式でPCR検査を受けた「陰性証明書」が必要となります。また、ワクチンを3回接種している場合は隔離不要ですが、ワクチン接種未完了の場合、3日間自宅待機の上、自主検査で陰性を証明しなければなりません。検査を受けない場合は7日間待機となります。

海外旅行に行くときの3つの注意点

 航空・旅行アナリスト、鳥海高太朗(とりうみ・こうたろう)さんによると、海外旅行に行く際に押さえておきたいポイントが3つあると言います。

 まずは、今や海外旅行の必需品と言える“スマホ”の用意です。政府が発行するアプリで登録しておくと、空港検疫が簡単に受けられるようになっているということです。ワクチン接種証明もアプリであれば英語表記になり現地の入国がスムーズになるため、大人には1人1台、スマートフォンを用意するのが望ましい、ということです。シニア向けのスマートフォンはアプリを取得できない場合があるため注意が必要となります。

 2つ目は、20年ぶりの“急激な円安”です。4月20日の外国為替市場の円相場は一時129円台と、この1か月で10円近く円安が進みました。そのため滞在費が増加することを念頭に準備をする必要があります。

 3つ目は、家族旅行の場合は帰国時に注意が必要です。18歳未満の子どもは、仮にワクチンを3回打っていない場合でも、大人と同行している場合は、その親の条件がそのまま適用されます。例えばアメリカに入国する際には、大人は2回以上のワクチン接種が必要ですが、18歳未満は打っていなくても入国できます。帰国後も、親が3回打っていれば子どもも大丈夫ですが、親が2回までだと、子どもも3日間の自宅待機が必要になります。

夏の海外旅行 お得に行くには?

6月に入ると「燃油サーチャージ」が大幅値上げ

 夏休みの海外旅行は、予約を5月中にすると“お得”だということです。これは6月以降「燃油サーチャージ」が、多いところで倍ほどの金額に上がってしまうから、ということなのですが…

(航空・旅行アナリスト 鳥海高太朗さん)
「ウクライナ侵攻があって、2月下旬から原油価格が特に上がってきました。ガソリンに比べると、燃油サーチャージは反映されるのが後ろなので、2月~3月の平均値が6月~7月のこの料金に反映され、はね上がります。5月末までに購入していれば、それ以降に出発する分でも元々の金額のままなので、もし夏休みに海外旅行へ行かれる方は、それまでに飛行機チケットを買ってください、ということです」

(情報ライブ ミヤネ屋 2022年4月21日放送)

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