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【衝撃】“揚げギョーザ”で40人を毒殺!?首都の8割をギャングが支配、カリブ海の島国・ハイチで起こった凶悪事件 そのウラにあった女性の執念とは…
2025年6月18日 UP
カリブ海の島国・ハイチ共和国。治安が悪化し、蔓延するギャングの暴力に国民の不満と怒りが広がる中、想像を絶する事件が発生。そのウラにあった女性の執念…一体、何が?デーブ・スペクターさんの解説です。
■“揚げギョーザ”を使った毒殺事件が発生 復讐が復讐を生む事態に
ハイチ共和国は、人口約1160万人(2022年)のカリブ海に浮かぶ島国です。そんなハイチで、“揚げギョーザ”を使った凶悪事件が発生しました。
2025年5月8日、露店を営む女性が「町を守ってくれてありがとう」とギャングらに声をかけ、手作りの“揚げギョーザ”を振る舞いました。するとギャングらは、激しい頭痛と痙攣に次々と倒れ、40人が死亡。実は、揚げギョーザの具材の中には化学物質や殺虫剤が混入されていたということです。
自首した女性は、「家族の死に対する復讐だ」と話しました。女性は、長年金品を脅し取られ、家族を殺害されていたのです。その後、生き残ったギャングらは毒が仕込まれていたと気づき、女性の家に放火しましたが、被害はなかったということです。
■「警察も怖くて何もできない」極度の混乱状態続くハイチ
ハイチ共和国は、2021年に大統領が暗殺されてからギャングによる殺人・誘拐が増え、政治不安定・治安悪化など極度の混乱状態に。2025年1月からの3か月で、ギャングによる襲撃や警察の治安活動などで、少なくとも1500人以上が死亡、500人以上が負傷しています。国連によると、首都の85%をギャングが支配していて(2024年時点)、外務省によるハイチの危険レベルはレベル4『退避勧告』となっています。
(デーブ・スペクターさん)
「10万人に何人かが殺人の被害に遭うという、世界の中でも危険レベルはトップに入っています。警察も手に負えないし軍もダメなので、治安を取り戻すため、アメリカの民間軍事会社『ブラックウォーター』に依頼するのではないかといわれています。非常に残念な状況で、大きなギャングがどんどん合流しています。しかも、米・フロリダから簡単に武器を手に入れて、警察以上の武装をしているので、警察も怖くて何もできない状態です」
Q.ギャングがフロリダから大量に武器を買っているんですか?
(デーブさん)
「そうです。米・フロリダからハイチまでは1000kmぐらいですから、船で運んでいます。ギャングが船着き場・港を制圧していますから、誰も止める人がいない状況です」
(「情報ライブミヤネ屋」2025年6月4日放送)


