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【特集】手越祐也(32歳) ジャニーズ退所後の新たな活動に独自密着 「ひとり親家庭にお弁当を・・・」 困窮するシングルマザーを救うボランティア活動への想いとは?

6月19日、ジャニーズ事務所を退所したアイドルグループNEWSの元メンバーである手越祐也さん(32歳)。その後の動向が注目されている手越さんですが、彼は現在、あるボランティア活動に熱心に取り組んでいます。それは「INGプロジェクト2020」という新型コロナウイルスの影響で生活に困窮しているひとり親家庭に、無償で弁当を届けるボランティア活動でした。賛同する飲食店が作った弁当を、夕食の時間にあわせて、支援を求めるひとり親家庭に自転車で配達しています。

「シングルマザーのお母さんのすごさ、大変さっていうのは自分自身が体感したからこそ知ってるんで。」(手越祐也さん)

自身も中学生のころに両親が離婚し、母親と二人で生活してきた手越さん。その経験からこのボランティア活動に賛同したといいます。

ミヤネ屋は手越さんが力を注ぐこの活動に密着しました。

子供はお弁当を心待ちに 母子家庭の母「心に余裕ができた」

「自転車」で配達に出発する手越さん

午後4時、東京都内。自転車でさっそうと現れた手越祐也さん(32歳)。Tシャツにハーフパンツというカジュアルなスタイルで、活動の拠点となる飲食店に入っていきました。ユニフォームの白いTシャツに着替えて早速取り掛かったのは、用意された大量のお弁当に手越さん自身が考えたメッセージ入りのシールを貼りつける作業。
そこにはこう書かれていました

―みんな元気??気温も高くなってきたから たくさん水飲んでご飯食べて、たくさん運動して強い体作ろう!―

メッセージの内容は配達する相手のことを想像して毎回変えているといいます。

午後4時半、弁当を詰めた大きなリュックを背負い、マスクをして自転車で出発。この日は3人1組で9件の家を回ります。気になるお弁当の中身は、メインがから揚げ、玄米と白米を混ぜたタケノコの炊き込みごはん。デザートにはゼリーも付いています。

手越さんから弁当を受け取る親子

1件目は4歳の男の子と2人暮らしの母子家庭のお宅。「ヤッホー」「保育園はもう始まってるんですか」などと持ち前の明るさで気さくに声をかける手越さん。ただ、お弁当を届けるだけではなく、こうして親子とコミュニケーションをとることも大切にしています。

「めっちゃ楽しいですよ。こういうのが全部楽しいんですよ。」(手越祐也さん)

弁当の宅配をお願いした母親は、子供と一緒に遊ぶ時間が増え、心に余裕ができたといいます。休む間もなく自転車をこぎ、すべての家庭に配達し終えたのは午後7時半。暑さをものともせず、この日は21食を届けました。

「一番たまらない」 子供達からお礼の手紙

子供たちから届いた手紙

手越さんがボランティアに参加したのは今回で4回目。実際に弁当を受け取った子供たちからは、お礼の手紙がたくさん届いていました。手紙には「おいしいハンバーグをありがとうございます。 テレビでまた会える日を待っています。」「自分も大人になったら、寄付やボランティアに積極的に参加したいです。」といった言葉が寄せられています。

親子の時間を大切にしてほしい 日本を元気にするINGプロジェクトとは?

「INGプロジェクト代表 笹裕輝さん

「INGプロジェクト」と呼ばれるこの活動は「I=飲食店が」「N=日本を」「G=元気に」することを目的として、現在、都内の飲食店4店舗が協力して弁当を作り、1日約350食、港区、品川区、目黒区、渋谷区、新宿区、千代田区、中央区、杉並区の東京都内8区で、月曜日から土曜日までの6日間、毎日、夕食の配達を行っています。
INGプロジェクトの代表 笹裕輝さんは、芸能人である手越さんがボランティアを願い出たとき、本気なのかと戸惑ったそうです。

「まっすぐ僕の目を見て間違いなくこの人、うそついてないだろうなって。ぜひやってほしいなって気持ちにはなりました。」(INGプロジェクト代表 笹裕輝さん)

何事にも前向きな手越さんの姿に自分も背中を押してもらっているといいます。

自身の発信力を生かして、INGプロジェクトを全国に広めたい

INGプロジェクト2020のメンバーらと写る手越さん

自分が実際に弁当を届けることで、お母さんと子供たちが笑顔になってくれればいい。そして、親子の時間をより多く作ることができればと、このプロジェクトに志願したという手越さん。この活動に強く共感したもう一つの理由を語りました。

「コロナでみんなが自分の会社とか、店を守るのに必死の中、それでも人を助ける、人を喜ばせる活動をする、俺はすごいと思うんですよ。」(手越祐也さん)

これまで公表することのなかったボランティア活動の様子。今回、あえて取材に応じてでも伝えたかったこととは・・・

「僕にできることは自分の発信力や影響力をこのプロジェクトのプラスになるように伝えていくことだと思うんです」(手越祐也さん)

自ら発信していくことで、一人でも多くの賛同者を集め、最終目標は、日本全国のひとり親家庭に支援の輪を広げていきたいといいます。
彼のボランティアへの熱意はこれだけにとどまらず、日本の素晴らしい食を伝えるために、農業も若い力で支えていきたいと今後の夢を語りました。

(読売テレビ 「情報ライブミヤネ屋」より)

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