10396「狂気と狂喜」

2026 . 5 . 21

10396

 

 

4月9日の「朝日新聞」朝刊に載ったフランスの人類学者・歴史学者のエマニュエル・トッド氏のインタビュー記事の見出しが、

『近づく第三の敗北 トランプ帝国化 狂気の「虚無主義」』

というもので、読み応えありました。

それとは別に、この見出しの中の、

「狂気」

という言葉は、まだ使えるんだなと思いました。昨今は明らかに、

「狂」

という漢字を使うことが避けられる傾向にあります。

「狂気の左サイドバック」

というサッカー関連の本(都並敏史選手を描いた、一志治夫の著書)が出たのも、もうたぶん30年近く前でしょうし(1994年でした。「ドーハの悲劇」の翌年、30年「以上」前でした)、「狂気」は使いにくいのではないかなと思いましたが、2期目に入ってからのトランプ大統領の発言や行動は明らかに、

「常軌を逸しています」

から、その意味では「狂気」という言葉はピッタリかと思います。

同じく「狂」という漢字を使って「キョーキ」と発音する言葉には、

「狂喜」

がありますね。「狂喜乱舞」の「狂喜」です。これは問題なく使われるのではないでしょうか?でも、意味を考えら、

「狂ったように喜ぶ」

ですから、おんなじではないかと思うのですが。

「狂喜乱舞」

という四文字熟語で思い浮かぶのは「さだまさし」の曲、

「親父の一番長い日」

の中の、

「七五三 新入学 夫婦は狂喜乱舞」

という歌詞ですかね。こんな一部分だけど、よく覚えているもんだなあ。

「1979年」

の曲、もう「47年も前」なのか。

 

(2026、5、20)