10356「食品と食料品と食材の違いは?」

2026 . 4 . 2

10356

 

 

4月1日の「ミヤネ屋」放送前にYデスクから質問を受けました。

「食料品の値上げのニュースなんですけど、この『食料品』を『食品』にしてもいいでしょうか?」

「うーんスペースがなければ、別にいいんじゃない」

「『食料品』と『食品』の違いは何でしょうか?『料』があるか・ないかですけど、『料』ってどんな意味なんでしょう?」

「調べてみようか」

と辞書を引くと、

「『食料品の料』は、『材料の料』」

でした。つまり、

「食材」

ですね。つまり、

「すぐに食べられる、料理されたもの」=「食品」

「食品を作るための材料」=「食料品」

しかし「食材」もそのまま食べられるものもあるから、それらをぜーんぶ引っくるめれば、

「食品」

でいいんじゃないかな?

いや、「食料品」でも、いけそうだな。

ただ「食材」は、本来は、

「料理を作るための材料の食品」

ですね。

これらの言葉を含む他の言葉を考えると、

・「食品コーナー」「食品倉庫」「食品販売」「食品売り場」

・「食糧(料)庫」「食料輸出(入)」

「食品販売」とは言っても、「食料販売」とは言わないな。

「食料」のほうが言葉が硬いな。

うーん、ちゃんと辞書を引くか、と「三省堂国語辞典・第八版」を引くと、

*「食品」 =食料品。(広くは飲み物もふくむ)(例)食品衛生・食品加工

*「食料品」=食料として売られる物。食品。肉・さかな・野菜・くだもの・かんづめなど。(例)生鮮食料品

*「食材」 =料理の材料としての食品。(例)精選した食材

なるほど、ほぼ思っていた通りでしたね。「広くは飲み物も含む」というのは重要なのかも。また「食料」と「食料品」は「品」が付くと、

「売られるもの」=「販売されるもの」=「商品」

という所が違うのかな。

でも「食品」を引いて、その意味に「食料品」としか書いてないと「トートロジー的」な感じになってるなあ。

「精選した生鮮食料品」

というような言葉・物もありますね!

ちなみに「食糧」と「食料」の違いはご存じですよね?

「食糧」=主食を中心とした食べ物

「食料」=たべもの全般を指す

という違いですね。

この話をスペインバルのマスターにしたら、

「さすが道浦さん!誰もそんなことは考えもしません」

そうだろうね、普通は気にしないわな。

「でも、ホテルの場合は『料飲部』ってありましたね」

「それは、『料理』と『飲み物』が別だけど、それを統括している部ってことだね」

「そうですね」

「まあ、シェフとソムリエは、別だものね」

「おっしゃる通り」

という会話がありました、昨夜。

 

(2026、4、2)