先日「ミヤネ屋」のテロップに、
「手応え」
という文字を見つけたところで、ハタと手が止まりました。
「手応え」は「手+応え」、つまり「触感+応え」です。似たような言葉では、
「見応え」
があります。これは「視覚」ですが、「手応え」のように「手」が来るのならここは、
「目応え」
になるのではないか?と思うのですが、もちろん、そうはなりません。
他の言葉はどうでしょうか?「応え」は、その前に「五感」が来ますね。「五感」とは、
「触覚・視覚・聴覚・嗅覚・味覚」
ですが、それで分類してみました。
ついでに「○○触り」「心地」「当たり」も入れてみました。
<○○応え> <○○触り> <○○心地> <○○当たり>
「触覚」 手応え 手触り・肌触り 触り心地・触れ心地 肌当たり(手当たり)
「視覚」 見応え × 見心地(夢見心地) ×
「聴覚」 聴き応え 耳触り 聞き心地・耳心地 耳当たり
「嗅覚」 × × 嗅ぎ心地 ×
「味覚」 歯応え・噛み応え 舌触り・歯ざわり 食べ心地 口当たり
という具合でしょうか。「応え」と「心地」は共に、
「プラス評価」
っぽいのですが、「触り」「当たり」は客観的で、
「プラスマイナス・ゼロ」
に感じます。
「嗅覚」が「応え」「触り」に対応する語がありません。
「嗅ぎ応え」「鼻触り」
はありませんが「嗅ぎ心地」はありますよね。「心地」は基本的には、
「良い」
という「プラス評価の言葉」ですよね。
「味覚」の「歯応え・噛み応え」は「味覚」というよりは「触覚」に近いですよね。
「耳触り」という言葉は「認める辞書」と「認めない辞書」があります。「耳障り」という「マイナス評価の言葉」が先にあるからでしょう。「耳心地」も新しい言葉ですよね。
「夢見心地」ぐらいしかないのに「見心地」を入れたのは、やや無謀ですかね。
「五感」とひとくくりにしても、それぞれの性格は違うのですね。それは「五感」それぞれの「コロケーション(語との結びつき)」に表れていますね。


