『馬の文化史~世界の切手と馬のはなし』(内藤陽介、えにし書房:2026、2、10)

2026 . 3 . 31

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著者の内藤さんに頂きました。いつもありがとうございます。

「干支シリーズ」ということで、毎年、年頭に出版されている。今回は「2月」だったので「あれ?少し遅いな」と思ったら、「干支」はそもそも中国のものだから「中国の暦」に合わせて、その「新年」(春節)に出したのだと。なるほど。

いつもながら、その広範で深い知識に驚く。なかなか、ついていくのが難しい。いつものように他の本と並行して読んだのだが、読み終えるのに1か月かかった。

最初から読むと、途中でメゲそうだったので、目次を見て「興味がありそうなところ」を先に読んで勢いを付けようと。それで目についたのは、

「神功皇后は馬に乗ったのか」

という項目。「神功皇后」と言えば「三韓征伐」(この用語は、今もそのまま使われているのかな?)で有名だが、その際に「馬」に乗ったという説もある。当時「馬」は、日本列島にいたのか?などを読み解いていくのが、ミステリーっぽくて興味深かった。

また、昔の「65円切手」の「馬型埴輪」の図柄の黄土色の切手の写真は、懐かしかった。あの切手の「馬型埴輪」が巨大化して、どこか神殿のような場所でリモコン操縦されて私を追い駆けて来て、踏み潰されそうになるという悪夢を、子どもの頃「2度」、見たことがあり、いまだにそれを覚えているのだ。

切手を用いて歴史を語る第一人者(唯一無二)であることを、改めて証明した一冊。

 

 

(2026、3、28)