10287「水が溜まるか?貯まるか?」

2026 . 2 . 17

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雨が少ない影響で、兵庫県・淡路島の9つのダムの「平均貯水率」が「39%」になったというニュースを2月17日の「ミヤネ屋」でお伝えしました。

その際に、

「水が貯まる」

というテロップの発注がありました。

「貯まる」の「貯」は、

「貯金」「貯蓄」

の「貯」で「常用漢字」ですが、「チョ」という「音読み」は「常用漢字表」に載っていますが、実は「ためる」の「た」という「訓読み」は「常用漢字表」に載っていません。「表外訓」と呼ばれているものです。だからここは、

「水がたまる」

と「平仮名」に直しました。

ここで一つ疑問が。

「水がたまる」というのは「自動詞」ですよね。

「勝手にたまる」

んだから。「水たまり」みたいなものです。その場合に漢字で書くと、

「水が溜まる」

なのではないか?と思ったのです。

ところが「溜」は「常用漢字ではない」のです「表外字」と呼ばれるものです。

でも、そういったことは一旦無視して、

「『溜まる』か?『貯まる』か?」

を考えてしまいました。そうすると、

*「溜まる」(自動詞)=勝手に(自然に)たまる。

*「貯まる」(他動詞)=ためようと思って、ためた結果として、たまる。

のですよね。

「ため池」=「溜め池」(東京メトロ銀座線に「溜池山王駅」がある)

なのに、なぜ、

「貯水池」

には「貯」の漢字が使われるのか?

うーん、難しい!

でも「貯める」という訓読みは「表外訓」で使えないし、「溜める」の「溜」は「表外字」で使えないので、どちらにせよ、

「ためる」

と「平仮名」で書くことになるのです。

そういった判断(区別)が難しいから、「平仮名で書く」ことになったのかもしれませんね。「みんな悩んで大きくなった!」と。

 

(2026、2、17)