10242「神馬の読み方」

2026 . 1 . 14

10242

 

 

お正月明けの「ミヤネ屋」で、東京・神田明神からの中継がありました。その準備をしている時に、

「道浦さん、これは何と読めばいいんでしょうか?」

と聞いて来られたのが、

「神馬」

の読み方です。普通は、

「シンメ」

でしょうねえ。「駿馬」は「シュンメ」と読みますし。でも、そのまま読むと、

「シンバ」

ですね。「競馬」「牝馬」「種牡馬」などの「馬」は「バ」ですから、そういう読み方もあるのかなあと思いながら、一応「シンメ」で「精選版日本国語大辞典」を引くと、なんとそこで「見出し語」になっていたのは、

「ジンメ」

と、最初が「ジ」と濁る言葉でした。語釈には、

*「じんめ(神馬)」=(「め」は「馬」の呉音。現代「しんめ」とも)

とありました。昔は「ジンメ」で、今は「シンメ」と読むようになったということか。

語釈は、

  • 神の乗用に供する馬の意で、神社に奉納した馬。神に参詣や祈請のときなどに献上した馬。祈雨には黒毛、祈晴では赤毛など、目的によって毛色が異なった。また、のちには絵馬の風習に変わっていった。神駒(かみこま)。

(2)→しんば(神馬)

とありました。その(2)の「しんば」も見てみましょう。

*「しんば(神馬)」=(1)ふしぎな馬。瑞相(ずいそう)の馬。神の使いの馬。

(2)→じんめ(神馬)

となっていました。

うーん、どっちかなあ?

こうなるとどれが正解なのかは、その「当該の神社」ではどう呼んで(読んで)いるかにかかってくるので、

「直接、神田明神に聞いてみて」

と答えました。これが一番確実ですよね。放送本番では、

「シンメ」

と言っていました。

 

(2026、1、14)