アメリカに拘束された「ベネズエラの大統領」の名前、
「マドゥロ」
の「読み方」ですが、日本テレビ系は、
「マ/ドゥ\ロ」(中高)
と「ドゥ」にアクセントを置くようにという連絡が来ました。
各社、私が聞いた範囲では、
(TBS) 「マ\ドゥロ」(頭高)
(テレビ朝日)「マ\ドゥロ」(頭高)
(日本テレビ)「マ/ドゥ\ロ」(中高)
(フジテレビ)「マ/ドゥ\ロ」(中高)
(テレビ東京)「マ/ドゥ\ーロ」(中高)
(NHK) 「マ/ドゥ\ーロ」(中高)
と「3種類」、聞かれました。
「表記」は「NHK」のみ、「マドゥーロ」と「―」が入り、他局は全て「マドゥロ」でした。
「ドゥ」という音は、そもそも「和語」にはなく「外国語(外来語)の発音」なので難しいんですよね。
「ミヤネ屋」では、表記は「マドゥロ」で「―」は入りませんが、読みは、
「マドゥーロ」
と「ドゥ」が少し伸びてもよいこととしました。理由は、
「アクセントがあると、少し伸びて聞こえるから」
です。「―」は「長音符号」ですが、
「高低アクセントの日本語」
の場合は「伸ばす」という意識が働きますが、
「強弱アクセントの外国語」
の場合(ほぼ全てそうなのですが)は、「伸ばす」というよりは、
「アクセントがあることを示している」
のです。そして、
「アクセントがあると、少し伸びて聞こえる」
のです。たとえば、「R&B(リズム・・ブルース)」のコーラスである、
「doo-wap」
のカタカナ表記は、
「ドゥワップ」「ドゥーワップ」
の両方あります。
国語辞典3種類の「ドゥ」「トゥ」を全部引いたところ、表記はほとんど、
「ドゥー」「トゥー」
と伸ばしていました。つまり、こうとも言えます。
「外来語に関しては、表記と発音は、必ずしも一致するとは限らない」
のです。
また、これは「数字」の例ですが、「マラソン」の距離、
「42、195km」
の「2」の発音は、本来「ニ」ですが、
「ニー」
と伸ばしても構わないですよね。それと同じように考えていいのではないでしょうか。
発音のポイントは、
「『マ』にアクセントはなく、『ドゥ』にアクセントがある」
ということだと思います。スペイン語(ベネズエラは「スペイン語圏」)は、
「後ろから2つめの母音にアクセントが来る」
のです。
関連で、以前に書いたのですが(令和ことば事情9200「ドウェインか?ドゥエインか?」)、アメリカの俳優でプロレスラーの、
「ドウェイン・ジョンソン(Dwayne Johnson)」
の読み方も、難しいですよね。



(追記)
ニッポン放送・ラジオの増山さやかアナウンサーは、
「マ\ドゥロ大統領」(頭高アクセント)
1月23日の「ミヤネ屋」に出演された田中眞紀子元外相は、
「マ/ドゥ\ーロ大統領」(中高アクセント)
で話されていました。
(0226、1、23)