1月16日の「スポニチアネックス」(ネット記事)を見ていたら、こんな見出しが出ていました。
「元テレ東“美人”アナ『一瞬で軍資金も尽きました』」
人生初の「カジノ体験」について、元テレビ東京アナウンサーの池谷実悠さんが、インスタグラムに書いていたというものでした。
それを見て思ったのは、
「まだ『美人アナ』というような言葉を使っているのか」
ということでした。
昨今の「ジェンダー問題」や「ルッキズム批判」で、もうさすがにテレビや新聞では、「報道」分野のみならず、バラエティー番組などでも、
「美人○○」
は使われていないと思うのですが、「スポーツ新聞」は残っているのか?
もっとも、「女性」に関する「美人○○」はなくなっても、「男性」に対する、
「イケメン○○」
は残っている気がしますが、これはいいのかな?
「美人○○」も「イケメン○○」も、「ルッキズム」ではありますが、
「褒め言葉」
ですよね。それでも、
「そういうところだけを褒めるのは、いかがなものか?もっと内面に注目せよ」
というような傾向が「現在の世の中の流れ」で、それは正しいと思う反面、
「行きすぎるのもどうかなあ」
という気もします。
新聞用語懇談会の放送分科会で、そういった「ジェンダー関連の言葉」についての意見交換をこの一年やっていますが、時代の流れを捉えつつ、より良い表現を考えることは、なかなか難しなと思う、きょうこの頃です。
なお、「美人」関連で、過去に書いたものでは、「読書日記」も含めて、
平成ことば事情3825「美しすぎる」(2010、1、25)
平成ことば事情5467「美人さん」(2014、5、28)
令和ことば事情8728「美人すぎる市議」(2022、10、19)
平成ことば事情6496「美人モデル」(2017、10、9)
2009読書日記234『美人好きは罪悪か?』(小谷野敦、ちくま新書)
2013読書日記166『バカボンのママはなぜ美人なのか~嫉妬の正体』(柴門ふみ、ポプラ新書)
2016読書日記003『やせれば美人』(高橋秀実、PHP)
2018読書日記155『ハーフが美人なんて妄想ですから!!』(サンドラ・ヘフェリン、中公新書ラクレ)
がありました。


