2023年2月22日に書きかけました。
そのまま「3年」たったら、
「午(うま)年」
になったので、これは書くタイミングだな、と思いまして。
あの有名な、
「人間万事塞翁が馬」
という故事成語の「人間」の読み方は、
「にんげん」か?「ジンカン」か?
という問題です。これまで何の疑問も持たずに、
「にんげん」
と読んできました。もう40年以上前(1981年)の大学時代に読んだ、あの青島幸男さん(のちに東京都知事)の直木賞受賞作、
「人間万事塞翁が丙午」
も「人間」は「にんげん」でしたよね。
でも、その一方で、
「人間到る処に青山あり」
という言葉の「人間」は、
「ジンカン」
と読んで、意味は、
「世の中」(=「人の間」「人の住む世の中」「現世」「世間」だから)
であると、これも会社に入ったときの「青山」社長に教わりました。
そうすると「人間万事塞翁が馬」の「人間」も、「ジンカン」と読む可能性があるのではないか?ということなんですね。
そんな時に、こんなサイトを見つけました。
https://japanknowledge.com/articles/blognihongo/entry.html?entryid=80
「日本国語大辞典」の編集者だった神永暁さんのサイト「日本語、どうでしょう?~知れば楽しくなる日本語のお話」の第80回(2011年10月24日)のテーマが、ズバリ!
『「人間」は「にんげん」か「じんかん」か?』
だったのです。
それによると、以前、サッカー日本代表の岡田武史元監督と、「辞書引き学習」の深谷圭助氏との対談の際、岡田氏が「人間万事塞翁(さいおう)が馬」という故事成語をよく使うという話から、
「『人間』を何と読むのか」
ということが話題になったそうです。そして岡田氏は「にんげん」と言っていたのですが、「じんかん」ではないかという指摘を受けたというのです。
結論としては、「人間万事塞翁が馬」の「人間」は「ヒト」なので、
「にんげん」。
一方、「人間到る処に青山あり」は「ジンカン」。
「それを取り違えた(間違えた)人がいるのではないか?」
ということでした。
なるほど。腑に落ちました。
あ、「人間到る処に青山あり」の「青山」は「あおやま」ではなくて、
「セイザン」
と読んで、
「お墓(墓所)」「骨をうずめる所」
のことですね。


