10206「血中アルコール濃度と呼気アルコール濃度」

2025 . 12 . 11

10206

 

 

2024年11月20日の「ミヤネ屋」で韓国の文在寅(ムンジェイン)元大統領の娘、

「ムン・ダヘ氏」

の「飲酒運転」のニュースをお伝えしました。その際に、

「血中アルコール濃度 0、149」

と出てきました。「酩酊状態」だったそうです。

この「0、149」の「単位」は何なのか?調べたら、「血中アルコール濃度」は、

「%」

で表すようです。韓国ではこの、

「血中アルコール濃度」

が使われ、「免許取り消し」の基準は、

  • 08%」

だそうですから、「その水準の倍近い数字」です。

一方、よく「酒気帯び運転」の警察の検問で見る、

「息を吹きかける検査」

は、「血中アルコール濃度」ではなく、

「呼気中のアルコール濃度」

を測るもので、日本はこちらを基準にするのだそうです。こちらの単位は、

「mg/L」

だそうです。当然、数値も変わって来ますよね。

公益社団法人アルコール健康医学協会のサイトを見たところ、

https://www.arukenkyo.or.jp/health/prevention/index.html#:~:text=

*「ほろ酔い期」=運転事故の可能性は2倍になる。

(=「血中アルコール濃度」0、05%以上

・「アルコール1単位」=ビールなら中瓶1本、日本酒なら1合、焼酎なら0、6合。

*「道路交通法」では「呼気1リットル中0、15mg/L以上」アルコールを検知したら、

「酒気帯び運転」

としているそうです。

「1単位のアルコール」を飲んだときの「血中アルコール濃度」は、

「0、02~0、04%」

これは、「呼気1リットル当たりのアルコール量」に換算すると、

「0、1~0、2mg/L」

に相当。つまり、

*【血中アルコール濃度】=【呼気1リットル当たりのアルコール量】

0、02~0、04%=0、1~0、2mg/L

ですね。「ムン・ダヘ氏」は「血中アルコール濃度 0、14」でしたから、

「この基準の3~7倍」

の量の酒を飲んでいたようです。ダメだな!

そして日本の「酒気帯び運転の罰則」は、呼気1リットル当たりのアルコール量が、

・「0、15mg/L以上~0、25mg/L未満」=「免許停止90日」

で、「3年以下の拘禁刑又は50万円以下の罰金」です。

そして、「酒酔い運転」は、

・「0、25mg/L以上」=「免許取り消し2年」

で、「5年以下の拘禁刑又は100、万円以下の罰金」です。

なお、去年(2024年)1月から「改正道路交通法」が施行されて、

「自転車の酒気帯び運転」

も「刑事罰の対象」となって1年が経ちました。この1年で大阪府警は、

「706人を検挙した」

とのことです。

「一日平均2人」

ですね。違反すると、先ほども書いたように、

「3年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金」

が科されます。

また、以前から刑事罰の対象だった

「酒酔い運転」

は、「呼気中のアルコール濃度」に拘わらず、

「アルコールの影響により、車両等の正常な運転ができないおそれのある状態」

を指します。

「まっすぐに歩けない」「受け答えがおかしい」など、

「客観的に見て酔っている状態」

をいうそうです。

「お酒に強い・弱い」

というのと「呼気中アルコール濃度」は、「一切関係がない」ということです。

これからのシーズン、もう当たり前ですが改めて、

「飲んだら乗るな。乗るなら飲むな」

ですね。

そして、2025年12月9日、「危険運転致死傷罪」の適用基準の見直しについて議論

する法制審議会は、アルコールや速度の数値基準の「試案」が示されました。その中で

「アルコール濃度」については、

「呼気1リットルにつき、0.5mg以上」

を適用基準とする新たな案が示されました。え?

  • 50mg/L」

って、今までの基準の

  • 25mg/L以上」=「免許取り消し2年」

よりも「緩い基準」じゃないですか!これでいいの?おかしくないですか?

「飲んだら乗るな、飲むなら乗るな」

じゃないんですか?

なんか、おかしいなあ。

 

(2025、12、10)