10188「佐賀関のアクセント」

2025 . 12 . 2

10188

 

 

11月18日に大火事があった大分市の、

「佐賀関(さがのせき)」

火事から、きょう(12月2日)で2週間が経ちました。

ところで、この地名のアクセントは、

「サ/ガノ\セキ」

という、

「中高アクセント」

だけだと思っていましたが先日、後輩の女性アナウンサーが、

「地元の人は『平板アクセント』で『サ/ガノセキ』って言っているみたいなんですけど、どうしましょう?」

と聞いてきました。

「地元の人にとってよく使う地名は『平板化する傾向』はあるんだよ。たとえば、

『名古屋・高知・長野・富山・姫路』

なんかも、標準語アクセントだと『頭高』で、

『ナ\ゴヤ・コ\ーチ・ナ\ガノ・ト\ヤマ・ヒ\メジ』

だけど、地元では全部『平板』で、

『ナ/ゴヤ・コ/ーチ・ナ/ガノ・ト/ヤマ・ヒ/メジ』

だしね。だからと言って、ニュースで『地元のアクセントに全て合わせる必要』もないんじゃないかな」

と答えました。

その後、注意して聞いていると、NHKの午前10時の男性アナウンサーが「平板アクセント」で、

「サ/ガノセキ」

と読んでいるのを確認しましたが、それ以外の局のニュースでは「中高アクセント」で、

「サ/ガノ\セキ」

でした。うーん、どっちかなあ…と思った時に考え付いたのは、

「~の○○」

という形のアクセントについてです。そう、

「大相撲の力士の四股名」

です。例えば、

「栃乃洋(ト/チノ\ナダ)」「北の湖(キ/タノ\ウミ)」「貴乃花(タ/カノ\ハナ)」「安芸ノ海(ア/キノ\ウミ)」「舞の海(マ/イノ\ウミ)」

いずれも、「平板アクセント」にならずに、

「『ノ』の後で下がる『中高アクセント』」

ですよね。しかも「関(セ\キ)」は、もともと「頭高アクセント」なので、やっぱり地元以外では「平板」にはならずに、起伏型の、

「『ノ』の後に下がる『中高アクセント』」

でいいんじゃないのかなと思いました。

 

(2025、12、2)