10191「なるへそ」

2025 . 12 . 4

10191

 

 

「なるほど」

の意味で、

「なるへそ」

って言ったり聞いたりしたことはありませんか?

なぜ、あれは、

「へそ」

なのか?考えてみました。

・・・あ、そうかわかった!(この間、20秒)

「なるほど」の「ほど」に似た発音の、

「ほぞ」

に置き換えて(そう聞こえたから?)、

「なるほぞ」

となって、「ほぞ」は「ほぞをかむ」と言うように、

「ほぞ」=「臍」=「へそ」

だから、この「ほぞ」を「へそ」に置き換えて、

「なるへそ」

になったのではないか?と考え付いたのです。

たぶん、どこかの辞書に載っていそうですね。

そう思って「三省堂国語辞典」を引きましたが、見出し語に「なるへそ」はなく(「俗語」だからな)、「なるほど」の語釈の中に「なるへそ」も出ていました。

そうか「俗語」なんだから「俗語辞典」には載っているなと思って、令和ことば事情10189「ボンタン」を書いたときに久々に引いた、米川明彦先生の「日本俗語大辞典」(東京堂出版:2003年)を紐解くと、載っていました!

*「なるへそ」(感)=納得・同意の気持ちを表す「なるほど」のふざけた言い換え。「ほど」は「へそ」のことなのでこう言う。

やっぱりね!

ただ、「精選版日本国語大辞典」を引いてみても、

「ほど」=「へそ」

とは書いていませんでしたので、

「『ほど』は、『ほぞ』の訛った形」

と解釈するのが妥当ではないかと思いました。

「なるへそ!」

 

(2025、12、4)