10172「マイクロアグレッションとアンコンシャスバイアス」

2025 . 11 . 19

10172

 

 

ことし(2025年)春の会社の「コンプライアンスに関する勉強会」で、外部の講師の人から教えられた新しい言葉に、

「マイクロアグレッション」

というのがありました。意味は、

「無意識の偏見や思い込みが言葉や態度に表れ、意図せず誰かを傷付けてしまうこと」

を指すそうです。それは、気を付けないといけないな…といっても、

「無意識」

なので、「自分で気付く」のは、かなり難しいですね…。

それにしても、何でもかんでも「横文字」というか「カタカナ」にするのはいかがなものかと思うけど、「新しい概念」だと、それも仕方がないのでしょうか?

でも明治時代は、そういった新しい概念の外来語に、

「スピーチ」→「演説」

「フィロソフィー」→「哲学」

「ゲオメトリー」→「幾何学」

「ケミストリー」→「化学

のように、「漢字で新しい名前を付けた」のですよね。それで言うと「マイクロアグレッション」はどう漢字にするかな?

「微小攻撃」

かな?

さて、これをメモしておいて、また「半年」たちました。11月17日の「日経新聞・夕刊」の「あすへの話題」で、住友林業会長の市川晃氏が、

「アンコンシャスバイアス」

というタイトルでコラムを書いていました。これは、

「無意識の偏見」「無意識の思い込み」

のことで、例えばステレオタイプな社会的な固定観念の、

「男は強く、女はか弱い」

「日本人は勤勉」

といった類いのものだそうです。

こういった固定観念は、「人種・国籍・職業・ジェンダー」など実に多くのことが対象となっていますが、

「話を単純化し、同調を求める際」

には、便利に利用されているとも。

つまり「アンコンシャスバイアス」によって「マイクロアグレッション」が行われる恐れが大きいということですね。

市川氏は「アンコンシャスバイアス」を避けるためには、

「社会の動きに興味を持ち、ファクトベースで物事を考えること」

「知識や情報を常にアップデートすること」

「議論を重ねること」

を挙げており、何より「議論」「論争」は、

「勝ち負けではなく、課題解決のためのプロセスに過ぎない」

と記していました。

 

(2025、11、19)