大分・佐賀関(さがのせき)での大火事で、
「『鎮圧』と『鎮火』の違い」
について、11月20日の「ミヤネ屋」にご出演された元・東京消防庁の坂口隆夫さんが説明してくださいました。それによると、
*「鎮圧」=炎がなくなり、燃え広がる恐れがなくなった状態。(白い煙が出ているときは、まだ火は消えていない=「鎮火」ではない。)
*「鎮火」=完全に小さな火種まで消えた状態。
だそうです。
「三省堂国語辞典・第八版」では、
*「鎮圧」=暴動などを、力でおさえつけてしずめること。
としか書かれておらず、「火災」における「鎮圧」には触れていません。次の改訂で、追加されるかもしれませんね。期待しましょう。
実は、他の辞書(「精選版日本国語大辞典」「広辞苑」「明鏡国語辞典」「新明解国語辞典」「大辞林」)も見てみたのですが、
「暴動をしずめる」
「耕地をすき起こし地面を押さえつけること」
という意味は載っていても、「火災」に関する「鎮圧」の意味は載っていませんでした。
一方、「鎮火」は「三省堂国語辞典」は、
*「鎮火」=火事<が消える/を消す>こと。⇔出火。
と、シンプルで、これもちょっと物足りない語釈ですした。
11月21日現在、火災発生から「4日目」になりますが、まだ、
「鎮火」
していないということです。
雨が少なく、空気が乾燥しているこの時期は、各地で火災には気を付けなければなりませんね。古い木造住宅が密集しているような地区は、特に警戒が必要でしょう。
(2025、11、21)



(追記)
令和ことば事情7254「鎮圧と鎮火」で書いていました。
沖縄・首里城の火災に関してです。短いですけど。
首里城は来年(2026年)秋に、再建が完成するそうです。
「2019年」の火災から「7年」かかるんですね。
(2025、12、9)