クマ(熊)による人的被害が、今年は過去最悪です。このところ連日「クマ」のニュースが流れています。クマの住環境というか、餌が少ないことが原因なんでしょうけれど、人に被害が出ないことを願うばかりです。
さて、その「クマ」のアクセントは、「標準語」(共通語)では、以前は、
「ク/マ\」
という「尾高アクセント」しか「アクセント辞典」には載っていませんでした。
世の中一般的には、関西や各地方のみならず、関東でも「頭高アクセント」の、
「ク\マ」
も使われていましたが、「アナウンサー」的には、使っていませんでした。
しかしもう随分以前から、今の「NHK日本語発音アクセント新辞典」が出た「2016年」から、「尾高アクセント」に加えて「頭高アクセント」も「2番目」に載っているのです。ですから今は、
「どちらでもよい」(間違いではない)
のですが「2音節」しかない単語なので、気になる人は、
「どっちが正しいの?」
と気になるみたいですね。以前から、「落語」に出て来る、
「熊さん、八っつあん」
の「熊さん」は「頭高アクセント」で、
「ク\マさん」
でした。その流れからか、「クマのプーさん」「森のくまさん」も、
「ク\マノ・プ\ーサン」(あるいは「ク/マノプ\ーサン」)
「モ/リノク\マサン」
と言われていたことが多いのではないでしょうか?
「桜の花」の「桜」が、一般名詞では、
「サ/クラ」
と「平板アクセント」でも、映画「男はつらいよ」の主人公・フーテンの寅さんの妹「さくら」は、
「サ\クラ」
と「頭高アクセント」です。「寅さん」だって「ト\ラさん」と頭高アクセントです。動物の「虎」は「ト/ラ」と「平板アクセント」ですが。
このように「人名」や「乗り物の名前」などは、
「アクセントが変わることもある」
のですね。「くまモン」も一般的には、
「ク\マモン」
ですし。(あ、これは地元では違ったんだっけ?)
そう思っていたら、別に「ク\マ」でも「ク/マ\」でも構わない気になるんですけどねえ…。
と、ここまで書いてから検索したら、「全くおんなじ話」を「2年前」に書いていました!!
2年ぶりにクマの被害がひどいということか!
令和ことば事情9214「『クマ』のアクセント」
平成ことば事情2535「クマのプーさんのアクセント」
もお読みください。


