「週刊文春」2025年8月28日号の漫画「沢村さん家のこんな毎日~平均年齢60歳」(益田ミリ)連載658回のタイトルは、
「世界線」
でした。主人公の父親・四朗さんが図書館の帰りにすれ違った若者たちの会話に、
「それって どーゆー世界線?」
というのを耳にして、四朗さんは、
「『どーゆー世界線?』とはどーゆーコトなのか?」
と考えるという話でした。
私も「世界線」という言葉は聞いたことがないですし、もちろん使いません。
「世界観」
は聞いたことがありますし、使うこともありますが、「世界線」も同じような意味なのではないでしょうか?
ネット検索してみたら、例によってAI回答で、
「世界線には物理学用語としての意味と、現代の一般的な用法としての意味の2つがあります」
と出て来ました。「物理学用語」にもあるのか!そちらのほうは、
「相対性理論で用いられる物理用語で、時間と空間を一体化した四次元空間(ミンコフスキー空間)における質点の運動の軌跡を指します」
あー、これはムリ!
現代の一般的な用法のほうは、
「パラレルワールド(並行世界)や『もしもの世界』という意味合いで使われることが多いです」
え?そうなの!じゃあ「世界観」とは違うな!
用例としては、
「『推しに会える世界線どこ』のように現実では起こり得ないけれど、別世界ではそうなっていてほしいというような願望を込めて使われる」
そうで、いわゆる、
「オタク用語」
なのだそうです。そうだったのかあ・・・。
「パラレルワールド」や「マルチバース」「メタバース」が流行るのは、
「現実世界に満足していないから」
なのではないかなあ…。
「ミヤネ屋」の若い女性スタッフ(20代後半)に、
「『世界線』って言葉、知ってる?」
「ああ、知ってます」
「使うの?」
「私は使いませんが、私よりもう少し若い子たちは使ってますね」
とのことでした。
「世界戦」
ならわかるんだけどなあ。
・・・と書いていたら、その次の日の朝に、「ミヤネ屋」の校閲でお世話になっている元・読売新聞のNさんがフェイスブックの「ことば雑記」で「世界線」を取り上げていました!
「物理学用語の『世界線』が、最近サブカルチャーの世界でよく使われるらしいのですが、意味がよく分からない」
として、「神奈川県相模原名物」の「カレーの店・マボロシのチキンカレー」の広告に書かれた文字、
「朝早くから並ぶしかなかったマボロシのカレーが こんな形で手に入る世界線!」
という文章を紹介していました。
この「世界線」の意味はなんだろう?
「世の中」
あたりかなあ?


