10089「とりまるぐち」

2025 . 9 . 25

10089

 

 

8月中旬から9月中旬までの1か月は、私にしては珍しく「5回」も東京に行きました。仕事は1回だけで、あと4回はプライベート。おもに合唱のコンサートとその練習に参加するためでした。コンサート本番前日は宿泊しましたが、それ以外は「日帰り」で、全部「新幹線利用」でした。終電よりは少し早く帰ることができて、「午前様」は回避できましたが。

そのうちの1回、午後10時半ぐらいに京都駅で降りて階段を下りていたら(4号車あたりだとすぐに階段があって、しかもそこから近鉄線への乗り換えもとてもスムーズで、便利でした)、若い男性二人組が、話している言葉が耳に入って来ました。

「このあとは『とりまるぐち』を出たら、いいんだよね」

 

「とりまるぐち」?

・・・・あ、そうか、

「烏丸口」

のことを、そう思い込んでいるのだな!もちろん正しくは、

「からすまぐち」

ですね。「烏丸(からすま)」を知らずに間違って、

「からすまる」

と読んじゃう人は、時々いるけど、「烏(からす)」を

「とり」

と読む人は、少ないのではないでしょうか?(「小学生」は別として。)

「烏」と「鳥」

まあ、似てるけど、「烏」は「鳥」より、

「横棒が1本少ない」

のです。もちろんこの人は「京都の人」でも「関西の人」でもないと思いますが、無事に目的地にたどり着けるのかどうか、ちょっと心配になりました。

 

(2025、9、25)