10088「変な鼻濁音」

2025 . 9 . 25

10088

 

 

8月16日、NHKのお昼のニュースを読んでいた男性アナウンサーが、ロシアの、

「ラブロフ外相」

の「外相」の「ガ」を、

「鼻濁音」

で読んでいて「変な感じ」がしました。

また、9月9日にNHK19時のニュースで伝えたサッカーの親善試合で、日本代表がアメリカに「0-2」で敗れたというたニュースを読んでいた女性アナウンサーが、

「ノーゴール」

の「ゴ」を、やはり、

「鼻濁音」

で読んでいて気になりました。そこで、

「そういう傾向があるのか?」

ということを、9月12日に行われた「用語懇談会放送分科会」の休憩時間に、日本テレビと毎日放送のベテラン女性アナウンサーに聞いたところ、

「たしかに、耳にしたことがある」

とのことでした。二人によると、

「これまで鼻濁音を使ってこなかった若いアナウンサーが、鼻濁音を気にするあまり、何でもかんでも鼻濁音にしているのではないか?」

ということでした。しかし、私が耳にしたのは、結構、

「若手ではない、バリバリ中堅アナウンサー」

だったのですけどね…。

そうこうしていたら、きょう(9月25日)「ミヤネ屋」で、大阪・関西万博の会場から中継をした若い男性ディレクターが、

「西ゲート」

の「ゲ」を、

「鼻濁音」

で話していました。なんでなんだろうなあ?

 

(2025、9、25)