先日、三重県の伊賀鉄道に乗って、伊賀上野を流れて木津川に合流する、
「服部川」
を見ていて思いました。
「たぶん、『服部半蔵』は、この服部川の近くに住んでいたんだろうなあ。名字じゃなくて名前の『半蔵』が、東京の皇居の『門』の名前になって、その後『地下鉄の路線名』になるなんて、本人は全く思わなかったんだろうなあ。」
そしてもう一つ、
「なぜ『服部』を『はっとり』と読むのだろうか?『ふくべ』なのに」
そこで、ふと思い出したのは、「大阪府池田市」にある地名、
「呉服町」
でした。昔、友人が住んでいて、年賀状を手書きで書くときに、
「ごふくちょう」
だと思っていたら、じつは、
「くれはちょう」
だったのです。「呉」を「くれ」と読むのは、
「広島の呉」「呉竹 筆ペン」
で知っていましたが、なぜ「服」を「は」と読むのか分かりませんでしたが、この「呉服(くれは)」って「服部」と関係あるのではないか?と思ったのです。つまり、
「服=は」
と読んだのではないか?と思ったのです。
「は=葉?」
「巻く」か「隠す」かな?
そして「服部」の「部」という漢字の意味は「役所」ですから、「とり」というのは、
「『とりあつかう』場所の意味」
なのではないか?と思いました。
ここまで考えてから、ネット検索したら、たちどころに判明しました。
「はっとり」
は、
「はたおり(機織り)」
だったのです。「部」は、思った通り、
「役所の担当部署」
で、「服部」は、
「はたおりべ」
つまり「はたおり担当部署」で、「はたおり」の発音で縮まって、
「はたおり」→「はっとり」
となったと。「部」の読みも脱落したのですね。「はたおり」で出来るのが「服」ですものね。じゃあ、「呉服(くれは)」も元は、
「くれはた」
だったのですね。
言葉って面白いなあ!変化するけど、つながっているものなのですね。大事にしなきゃ!


