10051「お茶屋さんのアクセント」

2025 . 8 . 8

10051

 

8月1日は、「八朔」。

この日は、京都の芸妓さん・舞妓さんが、日頃お世話になっている、

「お茶屋さん」

を回り挨拶を行うという、関西ならではのニュースが流れていました。

そもそも「茶屋」には「3つの意味・種類」があります。

(1)お茶の葉っぱを打っている店。

(2)茶(ちゃみせ)店。喫茶店のような店。(例)峠の茶屋

(3)客に遊興・飲食をさせる家。料亭。(例)京都・祇園のお茶屋さん

この「お茶屋さん」は、(3)ですね。そして読むときのアクセントは、「NHK日本語発音アクセント新辞典」によると、

「オ/チャ\ヤ」(中高)「オ/チャヤ」(平板)

の順で載っています。

一方(1)(2)の方は、

「オ/チャヤ」(平板)

しか載っていません。ということで、今回、

「アクセントはどちらでしょうか?」

と放送前に若手アナウンサーに聞かれた際は、

「オ/チャ\ヤサン」(中高)

数日後の8月5日の「ミヤネ屋」では、今度は東京の街中の、

「お茶を売っているお店」

について中継で話す場合の「お茶屋さん」のアクセントに付いて聞かれたので、この場合は、

「オ/チャヤサン」(平板アクセント)

だと答えました。

 

(2025、8、8)