10038「『カラーで』と『唐揚げ』」

2025 . 7 . 24

10038

 

 

「ミヤネ屋」の翌日のパネルの、手書きの白黒の「A3サイズ」に縮小された「下書き」を見てチェックしていたら、アシスタントディレクター(AD)がやって来ました。

「道浦さん」

「はい?」

「明日のパネル、『唐揚げ』出たんですけど」

「え?『唐揚げ』?」

いやまあ、おなかは少し減ってきているけど…と思ってそのADが手にしているものを見たら、

「カラーでプリントアウトされた、パネルの縮小版」

で、彼女は、

「いえ、『カラーで』」

と「カラー」を「平板アクセント」で、

「カ/ラーで」

と言ったことが分かりました。普通は、「頭高アクセント」で、

「カ\ラーで」

と言うよね!でも、その言葉をよく使う人たちは、

「平板アクセント化する」

ことがあり、これを、

「専門家アクセント」

と呼びます。彼女にとって「カラー」は「よく使う言葉」だったのですね!だから「平板化」して、

「カ/ラーで」

となり、それが私の耳には、

「カ/ラーゲ(唐揚げ)」

と聞こえたと。私にとっては「カラーで」よりも「唐揚げ」のほうが、なじみがあるということですね!

 

(2025、7、24)