9996「猫型ロボット」

2025 . 7 . 7

9996

 

 

7月2日の「日経新聞」に、ファミリーレストランのデニーズやサイゼリヤで、配膳担当の、

「猫型ロボット」

を導入しているという記事が出ていました。それを読んで、

「猫型ロボット?ドラえもん!?」

と思いました。でも、「ドラえもん」は、

「22世紀の猫型ロボット」

です。今はまだ「21世紀」なので、まあ、違うだろうなと思って検索したところ、

やはり違いました。皆さんも、

「猫型ロボット、サイゼリヤ」

で検索したら「あー、あれ」と分かるでしょう。

もしこれが「ドラえもん」だったら、別に「配膳担当」ではなくて、

「4次元ポケット」

から、すぐに「好きな料理」を直接出してくれるのではないでしょうかね。

しかしそれにしても、なんで「猫型」はあって「犬型」はないのだろうか?

「盲導犬」や「警察犬」はあるのに、「盲導猫」や「警察猫」はないな。

あ、いや、

「犬型ロボット」

は、いましたね、もっと早くに。

「アイボ」

最近、あまり耳にしないのは、それだけ一般化したからですかね?

昭和の時代には、リモコンで動く、

「お使いワン公」

というのが、グリコのチョコレートの応募シールか何かを集めて送ると、もらえるっていうのがあったなあ。コード付きのと、コードレスのがあったような。懐かしいなあ。

今、検索してみたら、

「おつかいブル公」

でした。1960年代。ネーミングの、

「○○公」

というのが、時代を表しているなあ。

「ワン公」「先公」「ズベ公」「ポリ公」

元はと言えば、「サル」を、

「エテ公」

と関西では言ったけど、これが起源かな?

「精選版日本国語大辞典」で「公」を引いたら、たくさんある意味の中にこういうのがありました。

「公」(接尾)=(2)同輩、もしくは目下の者の名前に付けて、親しさや、軽い軽蔑の意を表す。近世以降の用法。

これですね!

 

(2025、7、7)