9986「ウラジオストクのアクセント」

2025 . 7 . 3

9986

 

 

7月2日の「ミヤネ屋」で、北朝鮮・平壌とロアシア・モスクワを結ぶ列車が、5年半ぶりに運行を再開したというニュースを放送しました。その際に出て来た、ロシア・極東の地名、

「ウラジオストク」

のアクセントを、西尾桃アナウンサーは、

「ウ/ラジオ\ストク」

と「オ」の後に下がるアクセントで読みました。これは、

「ロシア語のアクセントに近い」

のですが、

「日本語でのカタカナ地名の読み方」

とは、ちょっと違います。日本語の場合は、

「ウ/ラジオスト\ク」

と「ト」の後に下がるアクセントで「NHK日本語発音アクセント新辞典」にも載っていました。昔は、

「ウ/ラジオストッ\ク」

と言っていたような気がします。高校時代の「地学」か何かで、NHKラジオの夜10時からの「気象概況」を聞いて「天気図」を書き取る宿題があり、その際に、

「ウラジオストック」

と聞いた覚えが、かすかにあります。戦前は「浦塩」と漢字でも書かれたようです。

ちなみにロシア語で、「ウラジ」は、

「~を征服する」

の意味、「オストク」は、

「東」の意味なので、「ウラジオストク」は、

「征服した東の地(の土地)」

という意味です。そして、

「ウラジーミル・プーチン大統領」

の「ウラジーミル」の「ウラジ」も「征服する」という意味です。指揮者の、

「小澤征爾」

さんの「征」のような感じでしょうか。

 

(2025、7、3)