7月2日の「ミヤネ屋」で、北朝鮮・平壌とロアシア・モスクワを結ぶ列車が、5年半ぶりに運行を再開したというニュースを放送しました。その際に出て来た、ロシア・極東の地名、
「ウラジオストク」
のアクセントを、西尾桃アナウンサーは、
「ウ/ラジオ\ストク」
と「オ」の後に下がるアクセントで読みました。これは、
「ロシア語のアクセントに近い」
のですが、
「日本語でのカタカナ地名の読み方」
とは、ちょっと違います。日本語の場合は、
「ウ/ラジオスト\ク」
と「ト」の後に下がるアクセントで「NHK日本語発音アクセント新辞典」にも載っていました。昔は、
「ウ/ラジオストッ\ク」
と言っていたような気がします。高校時代の「地学」か何かで、NHKラジオの夜10時からの「気象概況」を聞いて「天気図」を書き取る宿題があり、その際に、
「ウラジオストック」
と聞いた覚えが、かすかにあります。戦前は「浦塩」と漢字でも書かれたようです。
ちなみにロシア語で、「ウラジ」は、
「~を征服する」
の意味、「オストク」は、
「東」の意味なので、「ウラジオストク」は、
「征服した東の地(の土地)」
という意味です。そして、
「ウラジーミル・プーチン大統領」
の「ウラジーミル」の「ウラジ」も「征服する」という意味です。指揮者の、
「小澤征爾」
さんの「征」のような感じでしょうか。
(2025、7、3)


