10009「パンチラ喫茶とチラ見せ」

2025 . 7 . 14

10009

 

 

<2008年4月11日に書きかけました>

2008年4月10日の朝刊各紙に、

「パンチラ喫茶」

という言葉が、見出しに踊りました。大阪府警が、「パンチラ喫茶」と称して女性店員にみだらな接待行為をさせていたとして、風俗営業法の無許可営業の容疑で、大阪市内の通称「パンチラ喫茶」の経営者を逮捕したというものです。

このニュースを女性アナウンサーが読んでいるのを聞いて、なんだか、

「いいのかなあ…」

という気がしました。下品な名前ですよね。同じ系列で思い出すのは、

「ノーパン喫茶」「ノーパンしゃぶしゃぶ」「ブルセラショップ」「生セラショップ」

といった業態の店の名前です。どれも下品ですねえ。

****************************************と、ここまでが、17年前に書いたもの。

よく考えたら、「ノーパン喫茶」も「大阪が発祥」でしたねえ・・・。

いや、あんまり下品なんで、この続きを書いてアップするのはいかがなものか?と思って、ずっと寝かせておいたのですが、先日の静岡・伊東市長の「学歴詐称疑惑」問題で、

「卒業証書をチラ見せ」

というのが出てきたので、共通する言葉と動作の要素、

「チラ」

というのがポイントかなと思って続きを書いています。

「2008年」に書いた分の「チラ」は、その昔、

「チラリズム」

なる言葉もあったぐらいで、

「少しだけ見せることで、好奇心を刺激する」

という意図がありますね。しかし後者の「卒業証書」の「チラ」は行動としては同じでも、

「意図するところが全然違う」

わけです。当然これは、

「見せたくない」

のです。相手を刺激したいわけではなく、

「しっかり見せると、ウソがばれてしまうから、チラッとしか見せない」

のでしょうね。でもそれによって、「相手を刺激する」のは同じ。ただこの場合は、

「怒らせる」「不信感を高める」

という作用があるのですが。

その辺りは、しっかりとご本人からの話がないと分からないのですがね。

「チラ」にも、いろいろありますね。

 

(2025、7、14)