ふと思いました。
「21世紀の現代において、数の数え方は、デジタル関係は『二進法』だが、普通は『十進法』が基本。一部『十二進法』が入っているが。ところで、『仏教が誕生した時代』は『十進法』だったのだろうか?」
と。もしかしたら「十二進法」だったのではないか?
「十二進法」は「太陰暦」ですよね。「月の動き」ですから「暦」も「12か月」だし。
「仏教」は「インド」から「中国」「朝鮮半島」を経て「日本」に「6世紀」に入って来たと。その頃の「数の数え方」はどうなんだろうと、ふと気になったのです。
検索をしてみると、世界では古くから、
「五進法」「十進法」「十二進法」「二十進法」「六十進法」
などがあったようです。
「五進法」=沖縄の結縄
「十進法」=多数
「十二進法」=三内丸山遺跡、イギリス
「二十進法」=アイヌ語、フランス
「六十進法」=中国?
日本は古くは、
「八進法」
だったのでは?という記述もありました。
「ひとつ」「ふたつ」「みっつ」「よっつ」・・・という「和語」の数え方が、
「ひとつ」×2=「ふたつ」(ハ行)
「みっつ」×2=「むっつ」(マ行)
「よっつ」×2=「やっつ」(ヤ行)
と、「左」の数の2倍の数の「音」が「同じ行である」というのがその根拠のようですが。
そして、「2~3世紀」に中国文化が流れ込んできて、
「中国式十進法」
が定着したと。その「中国」ですが、「あれ」がありますよね、「紀元前13世紀ごろ」の「殷(いん)王朝」の甲骨文字でしるされた、
「十干十二支」
が。これは「十進法」と「十二進法」の組み合わせですね、そしてその、
「最小公倍数」
はというと、
「六十」
になるわけです。つまり、
「数の数え方は一つではなく、いろんな数の数え方の組み合わせを、場面場面に応じて使い分けてきたのではないか?」
と推測できますね。
効率は良くないかもしれないけど、「効率」だけが指標ではないということが、「真理」なのではないでしょうか?


