10044「仏教誕生の時代は十進法だったのか?」

2025 . 7 . 28

10044

 

 

ふと思いました。

「21世紀の現代において、数の数え方は、デジタル関係は『二進法』だが、普通は『十進法』が基本。一部『十二進法』が入っているが。ところで、『仏教が誕生した時代』は『十進法』だったのだろうか?」

と。もしかしたら「十二進法」だったのではないか?

「十二進法」は「太陰暦」ですよね。「月の動き」ですから「暦」も「12か月」だし。

「仏教」は「インド」から「中国」「朝鮮半島」を経て「日本」に「6世紀」に入って来たと。その頃の「数の数え方」はどうなんだろうと、ふと気になったのです。

検索をしてみると、世界では古くから、

「五進法」「十進法」「十二進法」「二十進法」「六十進法」

などがあったようです。

「五進法」=沖縄の結縄

「十進法」=多数

「十二進法」=三内丸山遺跡、イギリス

「二十進法」=アイヌ語、フランス

「六十進法」=中国?

日本は古くは、

「八進法」

だったのでは?という記述もありました。

「ひとつ」「ふたつ」「みっつ」「よっつ」・・・という「和語」の数え方が、

「ひとつ」×2=「ふたつ」(ハ行)

「みっつ」×2=「むっつ」(マ行)

「よっつ」×2=「やっつ」(ヤ行)

と、「左」の数の2倍の数の「音」が「同じ行である」というのがその根拠のようですが。

そして、「2~3世紀」に中国文化が流れ込んできて、

「中国式十進法」

が定着したと。その「中国」ですが、「あれ」がありますよね、「紀元前13世紀ごろ」の「殷(いん)王朝」の甲骨文字でしるされた、

「十干十二支」

が。これは「十進法」と「十二進法」の組み合わせですね、そしてその、

「最小公倍数」

はというと、

「六十」

になるわけです。つまり、

「数の数え方は一つではなく、いろんな数の数え方の組み合わせを、場面場面に応じて使い分けてきたのではないか?」

と推測できますね。

効率は良くないかもしれないけど、「効率」だけが指標ではないということが、「真理」なのではないでしょうか?

 

(2025、7、28)