スマホに残っていた「2020年」の写真を見ていたら、こんなのが出てきました。
「罪なきからあげ」
あー、なんか食べたのは覚えてる、1回だけ。
「大豆たんぱく肉」
つまり「肉の代用食品」ですよね。それなりの味だったような気がします。
お肉よりもカロリーが低くて健康的。そんなにカロリーが気になるなら、食べなきゃいいのですが、そこが人間の弱い所、そこを狙った商品・ネーミングなんでしょうね。当時は「罪なき」という商品名が、今一つピンと来なかったのですが…。

実は、この写真を見て思い出したのは、たしか去年書いたと思うのですが、
「背徳感なき○○」
でした。でも私は「罪なき」からの連想で、
「罪悪感なき○○」
だと思って検索したのですが、当然出て来ず、仕方なく約1年前からこれまでに書いたもののタイトルを全部見ていて、ようやく「背徳感なき」を見つけました。「令和ことば事情9571背徳」。去年9月に書いていました。
これも発想は「罪なき」と共通していると思います。
どうなんでしょう、こういった、
「後ろめたさ」「人間の欲望と理性の狭間」
に食い込んでくるキャッチコピー。「広告」ってこんな感じなんですかねえ、面白いけど。
(2025、7、1)


