10036「ダムは放水?放流?」

2025 . 7 . 24

10036

 

7月23日の「ミヤネ屋」で、北朝鮮が大雨で溜まったダムの水を、下流の韓国側に知らせずに流してしまったというニュースをお伝えしました。その際に、

「ダムの水を流すこと」

は「放水」か?「放流」か?

が問題になりました。

「水を流す」のだから、単純に考えると、

「放水」

ですよね。それに、

「放流」

というと、私はなんか、

「アユか何かの稚魚を、川や湖に流す」

というイメージがあります。「精選版日本国語大辞典」を引いてみました。

*「放水」

(1)水を導き流すこと。

(2)ホースなどから水を勢いよく出すこと。

(3)放尿。

あ、(3)の意味もありましたね。それは「放流」とは言わんな。「それ」は「放流」というほど「大量じゃないイメージ」がありますね。一方の、

*「放流」

(1)せきとめた水などを放ち流すこと。また、流れ出すこと。比喩的に、物事が、せきを切ったよぅに広まって行くこと。

(2)追放すること。所払いをすること。

(3)魚を繁殖させるために、稚魚を川・池・海などへ放すこと。

あ、これも私がイメージしていた「放流」は(3)だったのですね!

「川・池・海など」

となっているけど、

「湖」

も入れてほしいな、「琵琶湖」のある近畿圏の人間としては。「など」に含ませずに。

それはさておき、「放流」は(1)の、

「せき止めた水を流すこと」

意味だと、「ダムの水」はまさに「せき止めた水」なので、「そのものズバリ!」ですね。

 

(2025、7、24)