7月23日の「ミヤネ屋」で、北朝鮮が大雨で溜まったダムの水を、下流の韓国側に知らせずに流してしまったというニュースをお伝えしました。その際に、
「ダムの水を流すこと」
は「放水」か?「放流」か?
が問題になりました。
「水を流す」のだから、単純に考えると、
「放水」
ですよね。それに、
「放流」
というと、私はなんか、
「アユか何かの稚魚を、川や湖に流す」
というイメージがあります。「精選版日本国語大辞典」を引いてみました。
*「放水」
(1)水を導き流すこと。
(2)ホースなどから水を勢いよく出すこと。
(3)放尿。
あ、(3)の意味もありましたね。それは「放流」とは言わんな。「それ」は「放流」というほど「大量じゃないイメージ」がありますね。一方の、
*「放流」
(1)せきとめた水などを放ち流すこと。また、流れ出すこと。比喩的に、物事が、せきを切ったよぅに広まって行くこと。
(2)追放すること。所払いをすること。
(3)魚を繁殖させるために、稚魚を川・池・海などへ放すこと。
あ、これも私がイメージしていた「放流」は(3)だったのですね!
「川・池・海など」
となっているけど、
「湖」
も入れてほしいな、「琵琶湖」のある近畿圏の人間としては。「など」に含ませずに。
それはさておき、「放流」は(1)の、
「せき止めた水を流すこと」
意味だと、「ダムの水」はまさに「せき止めた水」なので、「そのものズバリ!」ですね。
(2025、7、24)


