先日の日本テレビ「DayDay」で、司会の“山ちゃん”こと山里亮太さんが、「コメ」の話題のときに、
「農家さんが」
と「農家」に「さん」を付けて言っていました。アクセントが「平板アクセント」で、
「ノ/ーカサンガ」
というもので「おやっ?」と思いました。これは、
「農家」
でいいのではないでしょうか?「さん」を付ける必要はないです。
さらにコメンテーターが、
「業者さん」
とこれも「業者」に「さん」を付けて「平板アクセント」で、
「ギョ/ーシャサン」
と言っていました。これも「業者」でいいですよね。「さん」がなくても、失礼には当たりません。
これで思い出したのが「令和ことば事情9982」で書いた、
「ランナーさん」(「ラ/ンナーサン」=平板アクセント)
です。これらはみんな「同じ傾向」ですよね。
丁寧に言っているようでいて、「臭い物には蓋」ではなく「触らぬ神に祟りなし」的に、何でも感でも「さん」を付けてる感じが、なんか嫌だなあ。
これに似ているのは、
「企業名に『さん』を付ける」
というビジネストークで使われる話し方ですね。
あれも、ビジネスシーン(商談とか)ではいいのかもしれなけど、放送にはそぐわないんですよね。
(2025、7、14)



(追記)
きのう(7月17日)、うち(読売テレビ)の「かんさい情報ネットten.」のお天気コーナーで、
「桃農家さんが作る 夢のようなパフェ」
という画面が出ました。
「桃農家さん」
の「さん」は要らんよなあ。
(2025、7、18)