9943「隠蔽と隠滅」

2025 . 6 . 12

9943

 

 

6月12日の「ミヤネ屋」のフリップをチェックしていたら、

「隠蔽(いんぺい)」と「隠滅(いんめつ)」

という似た感じの言葉が出てきました。

意味の違いを考えてみたら、

・「隠蔽」=覆い隠す

・「隠滅」=隠したものを処分する。

という違いであることに気付きました。

そしてその「隠滅」は、

「証拠隠滅」

と使われることが多いと思いますが、

「発生した都合の悪いもの・ことを『なかったことにする』ために、事象の証拠を処分すること。その手段は、主として『埋める・沈める・焼く・溶かす』など。」

という文言が浮かんできました。まるで辞書を引いたみたいですが、ここではまだ、引いていません。

「埋める・沈める・焼く・溶かす」

て、もう、その対象は、

「死体」

ですよね。サスペンス!!

つまり、「悪事を隠そう」と、

「隠蔽」

した後に、その証拠を、

「隠滅」

するんですね。

「隠蔽工作」

とは言いますが、

「隠滅工作」

とは言いません。つまり、

「目的=隠蔽」

で、そのための、

「手段=隠滅」

ということなのかなあ。

しかしそれにしても、悪い奴らだ。いや、それが、

「人間の心理」

なのだろうか?

「AI」はどうなのかな?「AI」に「心」はあるのか?

それはまた、別の機会に・・・。

あ、そうだ、辞書を引いておきましょう。「三省堂国語辞典・第八版」です。

*「隠蔽」=(文)都合の悪いことをおおいかくすこと。(例)隠蔽工作

*「隠滅」=すっかり(なくなる/なくす)こと。消滅。(例)証拠隠滅

ほぼ、合っていましたね!

 

(2025、6、12)