2022年4月18日の午前10時にNHKで、円安のニュースを伝えていました。
その際に男性アナウンサーが、
「19年11か月ぶりの円安水準」
という原稿の、
「11か月ぶり」
を、
「ジューイチカゲツぶり」
と読んでいました。
正午のNHKニュースで別の男性アナウンサーは、
「ジューイッカゲツぶり」
と言っていました。さすがに、
「1か月ぶり」
というのを、
「イチカゲツぶり」
と読む・言うアナウンサーはいないと思いますが、「1か月」の前に「10」が付いた、
「11か月ぶり」
になると、
「ジューイチカゲツぶり」
というアナウンサーがNHKでも出てきたなと思いました。
それから「3年」が経過したきょう、「2025年6月27日」の日本テレビお昼のニュースで、神奈川・座間市で男女9人を殺害した白石隆浩死刑囚の死刑が執行されたというニュースを、東京拘置所から中継で伝えた女性記者が、
「死刑執行は2年11か月ぶりです」
という中の「11か月ぶり」を、
「ジューイチカゲツぶり」
と言っていました。
この原因は、元々は、
「10+1か月」
という意識で、
「ジ/ュー・イ/ッカゲツブリ」
だったものが、
「11+か月ぶり」
というように、
「数字と『か月』ぶり」
というように分けて考えて発音しているから、
「ジ/ューイチ・カゲツブリ」
となっているのだと思います。
あまり良い傾向だと思わないのですが、世の中の流れは、そんな感じです・・・。
(2025、6、27)


