9937「見事な曇天」

2025 . 6 . 10

9937

 

 

6月10日の「かんさい情報ネットten.」で、大阪北区南森町の路上から、林マオアナウンサーが中継していました。その際に、

「お昼から雨が降っていまして、空はご覧のように見事な曇天です」

と話していました。それを聞いて、

「え?『曇天』?雨が降っているのに?」

と思いました。

「雨が降っていない『曇り』の空が『曇天』」

ですよね。雨が降っていたら、

「雨空」

です。というか、

「空は一面、分厚い雲に覆われています」

とか、

「灰色の雲が低く垂れ込めています」

など、「一言」で済まさない表現を考えてほしかったですね。

本人にメールしたら、

「おっしゃる通りです…。実は『見事な…』と引っ張って、そのあと(「見事な」なら「青空」というイメージなのに)『曇天です』と落として、スタジオの皆さんから『なんやねん!』とツッコミを受けようという『作戦』だったのですが、そもそも『曇天』ではなく『雨空』でした…」

との返事が来ました。

策士、策に溺れたか。

 

(2025、6、10)