認知症の患者が、長さ10cmもある「鍵」やキーホルダーを呑み込み、「喉」にそれが残ってしまい、その後死亡しました。その遺族が、患者の手の届く所に鍵を置きっぱなしにした病院の責任を問う訴訟を起こしたというニュースがありました。
その際に、「ミヤネ屋」のАD君が質問してきました。
「道浦さん、『かぎ』と『のど』は、『漢字』で書くんでしょうか?それとも『カタカナ』でしょうか?」
「『鍵』も『喉』も、もう15年も前に常用漢字になったから、漢字で書けるよ」
「そうなんですか!」
「うん。でも、常用漢字ではなかった時代は漢字で書けなかったんだけど、『平仮名』だと目立たないので『カタカナ』で『カギ』『ノド』と書いていたことがあったんだ。その名残りで、いまだに『カタカナ』で書く人も多いけどね。」
「分かりました。じゃあ『漢字』で書きます」
ということになりました。
しかし、実際の「鍵」や「喉」は「漢字」で書いていいと思いますが、
「謎を解くカギ」
「渇いたノドを潤した」
のように、
「比喩的に用いる場合」「強調したい場合」
は、『カタカナ』で書いても良いと思います。
漢字だと画数も多くて、黒く潰れて目立たなくなるかもしれないですし。
あ、「謎」も「カタカナ」で、
「ナゾ」
と書かれた時代が長かったから、いまだに「カタカナ」で書かれることがありますね。
(2025、6、20)


