つい先日(3月中旬)、SNSで初めて目にした言葉に、
「さす九」
があります。これは、
「さすが九州男児」
という言葉の略語で、それが持つ意味は、
「九州男児の持つ『男尊女卑』的な考え方や行動を揶揄する言葉」
なのだそうです。つまり、「さすが」と言っても、
「決して『褒め言葉』ではなく、逆に、時代遅れな考え方を見下した呼び方」
なのです。
しかし、いくら「時代に合わない」からといってそれを、
「見下す=差別的に扱う」
のは、いかがなものか。それに、
「九州男児が、みんな『男尊女卑』であるはずもないのに、十把一絡げに呼ぶのはおかしいのではないか」
「それ自体が『逆差別』になっているのではないか」
とい反論・問題提起もあって、一時、ネット上をにぎわせましたが、3か月近くたって、一旦は収まったようです。
日本と言っても広いので「地域差」もあります。それに「都市部」と「地方」では意識・実態の違いも大きい。それを「都会目線」で全て片付けるのは、ちょっと違う気もします。大体「九州」も広いし、「福岡」は「都会」ですし、いろいろこの言葉を巡る話は、問題がありそうです。
「正義」は「振りかざすものではない」ということですね。
(2025、6、9)


