備蓄してあった、
「古米」(2023年米)
「古古米」(2022年米)
「古古古米」(2021年米)
「古古古古米」(2020年米)
の放出を小泉農水相が決定して、安い「備蓄米」が市場に出回った(と言っても、大量にではありませんが)ことで、これまで「放出」されたはずなのに、なぜか出て来なかった「備蓄米」や、他の「ブランド米」の値段もいくらか下がって、とりあえず、
「値上がりへの歯止め」
は、かかったように見えます。しかし、これでもう「備蓄米」は、なくなったわけですから、これ以上、緊急の手の打ちようはないはずです。「コメの適正な価格とは?」という問題を、根本から考えなくてはなりません。
それはさておき、「古米」より「古い米」が出てきたことで、
「古米ではない米」
つまり「去年取れた米=2024年産米」を、
「新米」
と呼んでいいのか?という疑問が出て来ました。
「古い」の反対語は「新しい」ですけれど、「去年秋」に取れた米を、もう半年以上たった段階で「新米」とは、普通は呼ばないですよね。
調べてみたところ、「新米」は、
「米が収穫された年の『年末まで』」
でした、つまり、
「2024年の秋に取れた米は、その年の12月31日までに精米・袋詰めされたものまでが『新米』と呼ばれる」
のです。
「今年取れた=2025年産の新米」は、もう南の方(沖縄・石垣島)では収穫されたというニュースも先日(6月9日)ありましたしね。
「古米でも、新米でもない米=2024年産米」
というように、
「具体的に、収穫された年を言う」
のが、一番わかりやすいですね。
「古米」「古古米」などと呼ぶと「古い=悪い」イメージが付くので、他の呼び方にすべきだという意見もありましたが、それも「○○年産米」にすれば、スッキリします。
また、「古米」を「ヴィンテージ米」と名付けて売り出したコンビニもありましたが、そうなると、
「古古米」=「ヴィンヴィンテージ米」
「古古古米」=「ヴィンヴィンヴィンテージ米」
「古古古古米」=「ヴィンヴィンヴィンヴィンテージ米」
で、どんどん元気が出る感じがしないでもありませんね。


