9926「ウェストミンスター寺院とノルマン・コンクエスト」

2025 . 6 . 5

9926

 

 

2022年9月14日の「ミヤネ屋」で、

「英・ウェストミンスター寺院」

を見ていて、

「フランスのノートルダム寺院と似てるな」

と思い、

「両方『ゴシック建築』だよな。じゃあ、ドイツ・ケルンの大聖堂も、同じ頃に作られたのかな?」

と思い、調べてみました。結果は以下の通りです。

 

【英・ウェストミンスター寺院】【仏・ノートルダム寺院】【独・ケルン大聖堂】

(建築開始)  1245年          1163年       1248年

(完成)  (1269年・14世紀末) (1225年・1345年)  (東1322年・西1880年)

【一応の完成年・最終的な完成年】

(高さ)    69m           91m          157m

(建築様式)フランス・ゴシック様式   ゴシック様式      ゴシック様式

※「ゴシック様式」は、12世紀にフランスを中心としてヨーロッパに広がった建築様式

 

とのことで、

「建てられたのは、日本の鎌倉時代」

「どれも建て始めてすぐできたわけではなく、完成までに2580年ほどかかっている」。

「どれもゴシック様式」

ということが分かりました。まあ、

「似ていると言えば、似ている」

という感じですね。

また、その「建築年代」を見て思ったのは、

「この時期は、イギリスは、『ノルマン・コンクエスト』の時代だったのではないか?」

と、遠い昔に高校の「世界史」で学んだ記憶がよみがえりました。

調べてみたら、

「ノルマン・コンクエスト」(ノルマン人によるイギリス征服)

は、

「1016年~1042年」

ですから、これらの寺院が建てられるよりも、

「150~200年ほど古い時代」

でした。

「ノルマン人」の「ノルマン」(「ノルド=北」。英語の「ノース」と同じ)は、

「北方の人」

という意味なので、スカンジナビア半島やデンマークが原住地だったんですね。つまり、

「バイキング」

です。この人たちは、そもそもは、

「キリスト教徒ではなかった」

のではないか?それらも取り込んでいった歴史の中で、こういった「ゴシックの教会」が建てられていったのかなあ。

宗教と国の歴史は興味深いですね。

 

(2025、6、5)