<2021年2月23日に書きかけました>
「ず」か?「づ」か?
という表記の、問題です。タイトルに書いたように、
「出ずっぱり」か?「出づっぱり」か?
という問題です。
「ず・づ」「じ・ぢ」
の書き分けに関しては、
「四つ仮名問題」
と言われています。使い分けが難しいのです。(「旧かなづかい」かどうか、など。)
まず、最新の「新聞用語集2022年版」の「四つ仮名」の使い分けのページを見たら、
「でずっぱり」
で載っていました。
「三省堂国語辞典」も「見出し語」は、
「でずっぱり(出突っ張り)」
で「でづっぱり」は「空見出し」でしたが、「でずっぱり」の【表記】に関しての記述に、
「現代語では『突っ張り』の意識がないとみて、かなでは『でずっぱり』と書くが、『でづっぱり』も許容」
と記されていました。
「新明解国語辞典」も「でづっぱり」は「空見出し」で「でずっぱり」が「見出し」。
しかし「でづっぱり」のほうの「語釈」(「空見出し」なのに)に、
「でずっぱり。「でづっぱり」は許容かなづかい」
と記されていました。
「明鏡国語辞典」も同様でした。
うーん。では「でずっぱり」と書くが「でづっぱり」も許容。
「どちらでも間違いではない」
というのが結論のようです。難しいなあ。
(2025、6、27)


